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Channel: さすらい館
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3238.PIECES OF A DREAM~川崎市営地下鉄の「見果てぬ夢」を追って その2

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その1から続く

「野川駅」が野川バス停の近辺ではなく、どこにできるかというと…。

それは

川崎市宮前休日急患診療所

です。
ここだけは川崎市バスでは行くことができないので、鷺沼から東急バス「梶01」に乗って、「宮前休日診療所」バス停を目指します。



↑の地図をご覧いただきたいのですが(ガラケーの方ごめんなさい)、位置関係がお分かり頂けるかと思います。
以下、1枚目の写真が「川崎市宮前休日急患診療所」、2枚目がバス停近辺の写真です。あえてノーキャプションとします。


IMG_20150815_211050312.jpg


IMG_20150815_225346998.jpg


写真をご覧いただいて想像がつくかと思いますが、このあたりは「子母口駅」予定地周辺以上に、閑静な住宅街なのですよ。本当にこんなところに駅を作ろうと思っていたのでしょうか? それに、本来であれば尻手黒川道路を真っすぐ掘り進んだ方が工事も楽ですし工事費も安く上がるはず。なのにこのような遠回りをする理由は何だったのでしょう。あるいは、このような遠回りをするくらいなら、いっそのこと宮前平ではなく鷺沼で東急田園都市線と接続させた方がよかったのでは。そのような疑問が沢山浮かんできました。

「梶01」で鷺沼へ戻ってもよかったのですが、今来た道を戻るだけではつまらないので、梶ヶ谷方面行きに乗りました。
すると、野川付近で尻手黒川道路に合流。ここなら宮前平方面への市バスに乗り換えられると思い、野川中里で下車。後続の市バス「城11」に拾ってもらい、宮前平へ。

宮前平の駅前には、バスターミナルがあり、道路自体の広さも併せて、かなり広い敷地があります。この真下になら、2面4線構造の駅を構築することは容易でしょう。
バスターミナルの様子と、道路から見たバスターミナルの2点の写真を、あえてノーキャプションで。


150814_160928.jpg


150814_160730.jpg


川崎市が鷺沼接続ではなく、宮前平接続に拘った理由が、ひとつにはこのような駅前の土地の広さ、もうひとつは駅の周囲の地形もあると思われます。鷺沼駅は周辺が起伏に富んでいますから、トンネルをかなり深い場所に掘らざるを得ず、工事が難航するのではないかと思われることです。

このあたりで、雨がぽつぽつと降ってきました。
管理人は雨を気にしながらも「溝15」溝口駅南口行きに乗車、犬蔵まで行きます。

犬蔵到着。犬蔵交差点はこんなところ。


DSC_0041.jpg
このあたりで雨が激しくなってきた

実はこの日(14日)、激しいにわか雨に襲われ、この後「蔵敷駅」予定地に向かったものの、バケツをひっくり返したような大雨で、ろくに写真など撮影できるような状態ではなかったのですよ。
そのため、蔵敷バス停から溝の口へ行く市バスに乗り、14日の地下鉄駅予定地探索は打ち切りました。

ちなみに、「犬蔵駅」は、犬蔵交差点ではなく、宮前平駅方に寄った東名川崎インターの至近に作られる計画でした。




どうせなら「東名向ヶ丘」バス停至近に駅を作って、そこで高速バスとの結節を図るというのもありだったかもしれませんね。阪急の西山天王山のように。あるいは、そういうことも視野に入れていたからこそ、インター至近に駅を作ろうとしていたのかもしれませんけど。

「蔵敷駅」以降は、次回以降にしようと思います。

最後に。
今日は70回目の終戦の日ですが、私たちがこうやって鉄道趣味やバス趣味を自由に楽しめるのも、日本が平和だからこそ。そしてその日本の平和は、先の戦争で尊い犠牲となった英霊たちのお陰であることは疑う余地がなく、そのことは日本人・日本国民として、決して忘れてはならないことだと思います。
本当はそのことを確認しつつ、静かに英霊や犠牲者の冥福を祈る日であるにもかかわらず、メディアは相変わらず明後日の方向の論調に終始しています。この時期になると必ず、戦争の悲惨さばかり強調しますが、戦争が嫌だというなら、そういう情緒的な面ばかりではなく、なぜ先の戦争に日本は進まざるを得なかったのか、その経緯と原因を検証することが大事ではないでしょうか。まあそんなことを言っても、メディアは絶対にやらないでしょうけどね。だって先の戦争に至った原因のひとつが、メディアが開戦をこれでもかと煽ったことですから。そこを避けて通れない以上、メディアは頬かむりをし続けるでしょう。しかしそれでは、メディアに対する信頼は戻らないような気がしますけどね。
(この問題へのコメントはご遠慮願います)

というわけで、その3に続く。


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