北陸の記事も挙げていかなければならないのですが、これは外せないので取り上げます。
かねてから話に出ていた、東武アーバンパークライン(野田線、以下UPLという)の優等列車運転に関し、遂に公式リリースが出ました。
東武アーバンパークラインがますます便利に! (PDFファイル注意)
2016年春より 東武アーバンパークラインに急行列車が誕生!
七光台~柏間の上下最終列車の繰り下げも実施し、より利便性が高まります
東武鉄道(本社:東京都墨田区)では、2016年春に予定しているダイヤ改正で、東武アーバンパークラインにおいて新たに急行列車の運転を開始します。また、利便性向上のため七光台~柏間の上下最終列車の繰り下げを実施します(以下略)
この車両が「急行」として走ることになる
詳細は上記リンク先をご覧いただきたいのですが、遂にUPLに「急行」が誕生することになりました。
しかし、注目すべきは急行運転区間と停車駅ですが、前者は大宮-春日部間で途中の停車駅は岩槻のみ、春日部-野田市-柏間は各駅停車というのが何とももどかしいものです。ただ、実際には春日部-野田市-柏間には単線区間が存在するためか、やはりネットダイヤを乱す要因となり得る優等列車は設定できなかったのだと思います。ですので、それは仕方なかろうかと。
あとは、横浜市営地下鉄ブルーラインの「快速」もそうでしたが、緩急接続ができる駅があるかどうかという問題があります。UPLの急行運転をする区間でそれが可能なのは、恐らく岩槻駅だけなので、そのためにこの区間では岩槻駅だけを停車駅にしたのではないかと思われます。
ただ、スピードがどうなるかというのは問題ですね。ことによると、停まらないだけで速くないというダイヤになる可能性もあります。勿論それでも、「用の無い駅に付き合わされずに済む」という、心理的な次元でのスピードアップという効果はありますが。
ところで、趣味的に見て楽しみなのは、急行の充当車両。当然この車両も「急行」運用に入るんですよね?
古豪8000系も?
写真の編成は幕の行先表示を維持する編成ですが、この編成にも「急行」幕が用意されるのでしょうか。
東上線池袋-小川町間の運用がなくなった今となっては、8000系の優等列車としての運用はなくなっています。それが来年3月から復活するということになります。退役が近い8000系ですが、このUPLでの急行運用こそが、恐らく最後の同系の定期優等運用になることでしょう。
ちょっと趣味的な話題に走り過ぎてしまいましたが、UPL初の優等列車、期待したいものです。
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※ 当記事で使用している写真は、全て以前の記事からの転載です。