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3348.俺は「元」西武レッドアロー、今は「アルプスエキスプレス」だ!

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冒頭の写真は順に、

①=アルペン特急(新黒部→寺田間乗車)
②=特急うなづき(電鉄富山→新魚津間乗車)
③=普通列車(岩峅寺→電鉄富山間乗車)

に充当されている、「アルプスエキスプレス」こと16010系(元西武5000系)です。これまでにも特急として活躍してきましたが(下記関連記事参照)、平成23(2011)年に1編成が観光列車に改造され、運用されています。
1・3号車は一般席仕様ですが、こんな感じです。1枚目が車内の全景、2枚目が一般席、3枚目がボックス席です。あえてノーキャプションで。


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木材をふんだんに使っているのがお分かり頂けると思います。
これは、軌道線の「レトロ電車」と同じ、デザイナー水戸岡鋭治氏の手によるもので、徹底的に手が加えられています。
そして水戸岡デザインの真骨頂と言えるのが、こちらの2号車。2号車は特急運用時指定席車として運用されます。
こちらが全景↓


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様々な座席がある

ベンチシートやカップルシート、ボックスシートなど様々な仕様の座席があります。それと、この車両はサービスの拠点としての役割もあって、写真の手前右側にはサービスカウンターがあり、アテンダントさんがサービスにあたっています。コーヒーや地元の湧水を使ったサイダー、地酒などを売っていました。
このようなサービス、土日祭日であれば、普通列車であっても実施しているようです。何となく、伊豆急の「リゾート21」にも通じるものがあるな、と思いますが、平日はこの2号車を外して運用しているとのことです。
余談ですが、車内の写真は全て、冒頭③の岩峅寺→電鉄富山の普通列車としての乗車時に撮影したものです。①の新黒部→寺田では、おばさん妙齢の女性の団体客があまりにもうるさく、とてもそんなことはできなかったもので。

こちらが、窓に向けて座る座席。この座席は、立山連峰が見える側に向けられています。


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ここから見る立山連峰の眺めは格別

感想。
よくぞここまで手を入れたな、という感じです。また、普通列車であってもアテンダントさんによる車内サービスがあるというのは素晴らしいですね。この車両は観光客や沿線住民に絶賛されているそうですが、それもわかるような気がします。
ただ、騒がしい団体客に遭遇するのだけはご勘弁願いたいですけど(^_^;)

◇関連記事
№1899.富山地鉄に乗る その2 俺は「元」西武特急レッドアロー


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