「北陸新幹線の新駅を見る」の最後は、糸魚川駅です。本当はこのタイトルであれば、飯山と上越妙高を見なければいけないんですが、それはご勘弁を。
まずは新幹線コンコース。
いよいよ完成した
管理人は完成前の糸魚川駅を訪れていますが(下記関連記事参照)、なるほどこうなっていたのかと思ったことです。
この写真の右側に、オレンジ・緑・赤の某際大手コンビニエンスストアチェーンの店がありますが、これはJR西日本がこのコンビニチェーンと提携して、駅売店をこのコンビニにすることにしているから。この形態の「エキナカコンビニ」は、新潟県内ではここだけだそうです。
ちなみに、糸魚川駅は新潟県内の新幹線駅では唯一、JR西日本が管理する駅なんですね。新潟県内には糸魚川駅を含め7駅の新幹線駅がありますが、ここ以外は全てJR東日本の管理ですから。さらに余談を言えば、北陸新幹線のJR西日本と東日本の接点である上越妙高駅は、JR東日本の管理となっています。
こちらが在来線の改札。
やはり「えちごトキめき鉄道」の名前が入った
比較の対象として、昨年10月の時点での様子を↓
このときは「北陸線 大糸線」だけ(以前の記事から転載)
新幹線駅の駅名標と、駅全体の様子。あえてノーキャプションで。なお日没後の撮影である点はご容赦を。
ここも新高岡・黒部宇奈月温泉と同様、通過線のない2面2線の相対式ホームとなっています。
ところで、糸魚川駅自体海(日本海)が間近に迫っている場所にあるのですが、糸魚川市ではその特徴を生かし、「新幹線駅では最も日本海が近い駅」として売り出しています。
そこで管理人も、海辺まで歩いてみました。
駅からまっすぐに伸びる道路を歩いて行くと、国道8号線に突き当たり、それをアンダーパスする地下道で海岸側に出ます。すると展望台へ通じる階段がありますので、そこを登りますと…。
こんな眺めが見られます
しかし日本海の海の色、完全に鉛色ですね。これは冬の海の色です。そりゃ11月1日ですから、こういう色になっていても不思議はないですが。
この展望台から糸魚川駅を望んだものがこちら↓
細長く見えるのが糸魚川駅
直線距離でここから糸魚川駅までは約400mです。たぶん熱海駅よりは駅から海が近いような。この点、STEINER様のコメントによれば、徳山駅(山陽新幹線)の方が近いらしいですが。
糸魚川駅では、北陸新幹線の開業に先立って、従来からの表玄関である「日本海口」の反対側に「アルプス口」を開設して駅前広場を整備しましたが、そこの駅前広場には、糸魚川にゆかりのある、あの車両が展示されることがあります。
次回の記事で、その展示車両を取り上げます。
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