11月15日に旧渋谷駅から山手線との交差部分まで見てきましたが、その時の写真をご覧に入れます。
旧渋谷駅ですが、遂に殆どの構造物が取り除かれました。唯一残存しているのが、国道246号線をオーバークロスしている部分の橋桁ですが、これだけが撤去されていないのは何か理由があるんでしょうか。
以下、旧渋谷駅の正面改札側を望んだ写真、国道246号線とのオーバークロス部分2点をアップします。あえてノーキャプションで。
撤去作業が難しいのでしょうか。
しかし、この橋桁が撤去されれば、地上の旧渋谷駅を偲ばせる構造物は無くなってしまうことになります。
この後は、並木橋方面へ歩きます。
途中の土地はビル建設などに転用されるようですが、実際にビルが建ったところもあります。
実際に線路跡部分に建物が建った
こうなってしまっては、もうここが線路だったことが分からなくなってしまいますね。
こちらは旧並木橋駅のあったあたり。完全に跡形もなくなってしまいました。
完全になくなった
しかし、こちらの高架橋の橋脚はまだ残っています。1枚目が渋谷側、2枚目が代官山側ですが、これもノーキャプションでどうぞ。
ここも撤去が面倒なんですかね?
しかし面白いのは1枚目の「酒の〇〇」とある、橋脚に直に描かれた宣伝。ここのすぐそばに酒屋さんがあるんですが、こことは屋号が違うようなんですけど、何ででしょうね。
そしてこちらが、都営バス渋谷車庫のそばの、JR山手線との交差部分を望むところ。
ここにはまだ高架橋が残っていたのですが…。
遂になくなった!
半年前までは、ここだけが残っていたのですよ。
今年5月に同じ場所で撮影した写真(以前の記事から転載)
いつかは無くなると思っていましたが、地上線が使用停止になってから2年半を経過し、東横線が地上を走っていた痕跡が消されようとしています。しかもこのあたり、地下化された目黒線の該当区間とは異なり、かつてここに電車が走っていた痕跡は残らなさそうで、それが愛好家としてはやや残念ではあります。
最後に。
渋谷区の地図には、現在なお、地上を走る東横線が残っています。
中央下から右上にカーブする線路が描かれている
これが取り替えられた暁には、こちらからも地上線の痕跡が消えることになります。
管理人は中高生のころ東横線で通学していましたが、電車から渋谷の都バスの車庫を眺めるのが楽しみでした。それを思い出させてくれるよすがが消えていくことには、仕方のないこととは分かっていても、やはり寂しさを感じざるを得ません。
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3366.残存していた高架橋も遂に…壊されゆく東横線渋谷駅2015.11
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