「東武ファンフェスタ」に参戦できなかった罪滅ぼしというわけではありませんが(^_^;)
今回は東武の話題。
最近、新しい有料優等列車の運転を開始したり、あるいは運転開始を発表したりと、有料優等列車に関しては「攻めの姿勢」を見せている東武。
本線では、アーバンパークライン(以下UPLという)に直通する特急列車の運転を開始しました。ただし、年末の宴会シーズンを見込んだのか、金曜夜の1本だけという臨時運転ですが。
臨時特急はこの車両で運転される
東武の公式リリースはこちら↓
乗り換えなしで、ゆったり座ってお帰りいただけます!浅草駅から東武アーバンパークライン 清水公園駅方面に直通する運河駅行き臨時特急を初運転!
~12月4日(金)・11日(金)・18日(金)・22日(火・祝前日)の深夜時間帯に設定~
(東武鉄道ポータルサイトより。PDFファイル注意)
~12月4日(金)・11日(金)・18日(金)・22日(火・祝前日)の深夜時間帯に設定~
(東武鉄道ポータルサイトより。PDFファイル注意)
鉄道趣味系ブログでは、実際に乗車された方の実体験がアップされていたりしますが、それほど乗車率はよろしくないようですね。特にUPLまで乗る人は少ないようです。
もっとも、まだ1度運転されただけであり、これから乗客が増えるかもしれませんが。
ところで、何故折り返しが「運河駅」という、中途半端(失礼)な駅で、なおかつわざわざ「清水公園」という駅名を出しているのか。
これは管理人の推測ですが、清水公園には東武が開発したマンションがあり、そこの分譲を測る、いうなれば宣伝と有料列車運転によるマンション購買のインセンティブではないかと思われます。つまり、お仕事が終わった後でも有料優等列車で座って・乗り換えなしで帰れますよ、という宣伝ではなかろうか、将来の恒常的運転の布石ではなかろうかと思われるのです。
そう考えると、一見すると中途半端(失礼)な「運河」という駅が終着なのも、絶妙なチョイスと唸らざるを得ません。流山おおたかの森、あるいは柏だとつくばエクスプレスやJR常磐線が優勢ですから、UPLのアドバンテージが生かせないからです。そのアドバンテージが生かせるぎりぎりの駅が運河駅なのでしょう。
さて次に、東上線では朝の上りTJライナーを来年3月から運転するとのことですが…。

朝にもTJライナーとして走る
朝の通勤をより快適に! 2016年春 東上線朝の通勤時間帯に上りTJライナー(池袋行き)運転開始! 従来から運転の下りTJライナーもご好評につき平日・土休日3本増発、ますます便利に
(こちらも東武鉄道ポータルサイトより。PDFファイル注意)
朝のTJライナーとはいえ、流石にラッシュのピークの池袋駅に突っ込ませることはできなかったようで、運転本数は2本、それもラッシュピーク前とピークを過ぎた後の1本ずつになっています。
それと異なるのは着席料金。
現在のTJライナーは、池袋から乗車する場合のみ着席整理券310円が必要ですが、上りは410円と、100円高く設定されています(ふじみ野からの乗車の場合のみ310円)。停車駅は森林公園・東松山・坂戸・川越・ふじみ野ですから、おそらく10連のうち2両ずつ乗車させる(そのように着席整理券を売る)という形態になるのでしょう。
既に京急では同じような「モーニング・ウイング号」を運転していますが、こちらも朝ラッシュのピーク時に品川には突っ込めなかったようで、ラッシュピーク前とピークを過ぎた後の各1本の運転となっています。
こちらは平日・土休日を問わず毎日運転ですから(上記リリースには平日のみ運転との記載はない)、結構な人気を博するのではないかと思われます。
というわけで、「攻めの姿勢」が顕著な東武の有料優等列車。
しかし、管理人が声を大にして言いたいのは…。
日光に行かない、しかも春日部からUPLに入る列車に
「きりふり」はないだろ
(←これは日光の『霧降の滝』から命名)
と思うんですけどね。ってか独自の名前くらいつけてやろうよ(^_^;)
※ 当記事で使用している写真は、全て以前の記事からの転載です。