まだ3月26・27日のネタも出し切れていないのですが、JR東日本が「駅ナンバリング」を採用するというニュースが飛び込んで参りました。
～2020年東京オリンピック・パラリンピックを見据え、よりわかりやすくご利用いただける駅を目指します～（PDFファイル・JR東日本公式）
（以下引用開始）
詳細はリンク先をクリックした上でご覧いただきたいのですが、在京大手私鉄が次々と駅ナンバリングを実施していく中、JRの路線でこれをやっていなかったのは意外といえば意外です。もっとも、JRは路線網が複雑かつ広大すぎて、かえってややこしくなってしまうことを嫌っていたのかもしれませんが。
「駅ナンバリング」の先鞭をつけたのは横浜市営地下鉄…と思われていますが、実際には昭和の末期から長崎電気軌道が行っていました。横浜市営地下鉄が行うようになったのは、平成14(2002)年に開催された「FIFA日韓ワールドカップ」の開催がきっかけで、その後は東京の地下鉄、さらに他の大手私鉄にも広がっていきました。
そんな中で、JR東日本の東京圏の路線は駅ナンバリングを行っていなかったのですが、これを平成32(2020)年開催の東京五輪にあわせ、外国人観光客への利便性を向上させるべく採用に踏み切ったということです。
具体的な付番方法は、路線名（案内上の名称）ごとにアルファベット2文字のレターコードをつけ（例えば山手線＝JY、京浜東北線＝JKというように）、それを始発駅から順に番号を振る（山手線などは例外）という形式になります。
下の写真の常磐緩行線（常磐線各駅停車）の取手駅だと、常磐緩行線のレターコードがJL、取手駅が32番となりますので（これは綾瀬の19から順に振っているため）、常磐緩行線取手駅は「JL32」となります。
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「JL32」となる取手駅
既にネット上では、「JS」「JC」「JK」がある対象を示す隠語（というよりはネットスラング？）であるためか、色々と盛り上がっているようですが、航空ファンでもある管理人は、路線ごとの2文字のレターコードから、航空会社のそれを連想してしまいました。常磐緩行線の「JL」は日本航空ですし。
他に、路線のレターコードと航空会社の2文字レターコードが一致する例を挙げてみますと…。
（出典はこちら）
（以下引用開始）
東日本旅客鉄道株式会社（代表取締役社長：冨田哲郎、本社：東京都渋谷区、以下「JR東日本」）は、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技⼤会の開催を見据え、訪日外国人旅行者の方をはじめ、すべての お客さまによりわかりやすく、安心して鉄道をご利用いただくために、首都圏エリアへ「駅ナンバリング」を導入します。 駅ナンバリングは、「JY」などの路線記号と「18」などの駅番号を組み合わせて表示するほか、多くの路線が乗り入れる駅については、それぞれの路線記号や駅番号とは別に、アルファベット３文字からなる「スリーレターコード」を 表示します（別紙１）。
また、駅ナンバリングの導入にあわせ、駅名標の４ヵ国語（日英中韓）表記を実施いたします。多言語でのご案内を拡充し、訪日外国人旅行者の受入れ体制のさらなる強化を図るとともに、今後ともすべてのお客さまに 安心してご利用いただける駅づくりに取り組んでまいります。
（以上引用終了）
詳細はリンク先をクリックした上でご覧いただきたいのですが、在京大手私鉄が次々と駅ナンバリングを実施していく中、JRの路線でこれをやっていなかったのは意外といえば意外です。もっとも、JRは路線網が複雑かつ広大すぎて、かえってややこしくなってしまうことを嫌っていたのかもしれませんが。
「駅ナンバリング」の先鞭をつけたのは横浜市営地下鉄…と思われていますが、実際には昭和の末期から長崎電気軌道が行っていました。横浜市営地下鉄が行うようになったのは、平成14(2002)年に開催された「FIFA日韓ワールドカップ」の開催がきっかけで、その後は東京の地下鉄、さらに他の大手私鉄にも広がっていきました。
そんな中で、JR東日本の東京圏の路線は駅ナンバリングを行っていなかったのですが、これを平成32(2020)年開催の東京五輪にあわせ、外国人観光客への利便性を向上させるべく採用に踏み切ったということです。
具体的な付番方法は、路線名（案内上の名称）ごとにアルファベット2文字のレターコードをつけ（例えば山手線＝JY、京浜東北線＝JKというように）、それを始発駅から順に番号を振る（山手線などは例外）という形式になります。
下の写真の常磐緩行線（常磐線各駅停車）の取手駅だと、常磐緩行線のレターコードがJL、取手駅が32番となりますので（これは綾瀬の19から順に振っているため）、常磐緩行線取手駅は「JL32」となります。
「JL32」となる取手駅
既にネット上では、「JS」「JC」「JK」がある対象を示す隠語（というよりはネットスラング？）であるためか、色々と盛り上がっているようですが、航空ファンでもある管理人は、路線ごとの2文字のレターコードから、航空会社のそれを連想してしまいました。常磐緩行線の「JL」は日本航空ですし。
他に、路線のレターコードと航空会社の2文字レターコードが一致する例を挙げてみますと…。
（出典はこちら）
東海道線＝JT＝ライオン・エア（インドネシア）
横須賀・総武快速線＝JO＝JALウェイズ
京浜東北・根岸線＝JK＝スパンエアー（スペイン）
横浜線＝JH＝フジドリームエアラインズ
中央快速など＝JC＝日本エアコミューター
宇都宮線（東北線）＝JU＝Jat航空（セルビア）
埼京線＝JA＝農協＝B&H航空（ボスニア・ヘルツェゴビナ）
常磐快速線＝JJ＝TAM航空（ブラジル）←ファッション雑誌か！
常磐線緩行＝JL＝日航
京葉線＝JE＝マンゴー（南ア）
横浜線のJHがフジドリームエアラインズと同じというのは、この記事を作成するために調べるまで、管理人は知りませんでした。JHといえば昔の、分社化される前の日本道路公団だったような。
それと目を引くのは、乗換駅には3レターコードを導入することです。例を見ると新宿駅は「SJK」になるようですが、秋葉原は多分「AKB」になるんだろうな。
…お後がよろしいようで。
※ 当記事で使用した写真は、いずれも以前の記事からの転載です。
横浜線のJHがフジドリームエアラインズと同じというのは、この記事を作成するために調べるまで、管理人は知りませんでした。JHといえば昔の、分社化される前の日本道路公団だったような。
それと目を引くのは、乗換駅には3レターコードを導入することです。例を見ると新宿駅は「SJK」になるようですが、秋葉原は多分「AKB」になるんだろうな。
…お後がよろしいようで。
※ 当記事で使用した写真は、いずれも以前の記事からの転載です。