冒頭の写真は、東急田園都市線溝の口駅・JR南武線武蔵溝ノ口駅の南口バスターミナルです。
地図はこのとおり↓
この地図でいうと、ホテルメッツの左斜め下のロータリーがそうです。
ここには、以前から蔵敷・稗原・柿生方面への川崎市バスの路線が発着していましたが、井田営業所など南側へ向かう路線は、このターミナルには入らず、少し離れた道路上の発着となっていました。
この不便を解消するためか、南口バスターミナルの整備が進められていましたが、昨日(24日)訪れたところ、概ね完成していました。
案内看板
ド逆光ですが、表示内容はお分かりいただけるかと(^_^;)
1番乗り場。
ここが、かつては道路上にあった、井田営業所や高田町などへ向かう路線の乗り場となっています。
駅に近くなった
駅と乗り場の距離が縮まったので、利便性が向上しています。
こちらは2番乗り場。
犬蔵・宮前平方面への路線の乗り場となっています。
停車中の車は「溝15」宮前平行き
以前はこの「溝15」、聖マリアンナ医科大学・柿生駅方面への路線と同じ乗り場を使用していたのですが、混雑が激しいので乗り場を別けたのでしょう。
そしてこの2番乗り場、バスの背後にあるのが3番乗り場で、こちらが「溝17」柿生駅行きなどの路線の乗り場となっています。
ちなみに「溝17」、川崎市バスの路線では最長距離を走破する路線となっています。
それではこのターミナル、川崎市バスの路線だけが発着しているのかといえば、そんなことはありません。
東急バスも1路線だけ発着しています。
居並ぶ川崎市バスの中で異彩を放つ東急バス
これが北口(単に『溝口駅』と称する)となると勢力が逆で、東急バスが多数派、川崎市バスは少数派に甘んじています。
しかしこの路線は1路線だけとはいえ、それなりの頻度を保つ路線。それが「溝22」蟹ヶ谷行きなのですが、以前は北口発着でした。それがなぜ南口に移されたかといえば、恐らくですが南武線の踏切対策でしょう。あれがこの系統の定時性を損なっていたことは、疑いがありませんから。
ちなみに「みぞのくち」はややこしい。
何故かというと、JR・東急・バスで全部表記が違うから。しかもバスでも、東急バスと川崎市バスで違っていますし。
JR→武蔵溝ノ口
東急→溝の口
バス 東急バス→溝の口駅、川崎市バス→溝口駅
昔は東急も「溝ノ口」だったのですが、昭和41(1966)年の田園都市線長津田開業に先立ち、この年の1月に「溝の口」と改称しています。JRは国鉄時代から一貫して「武蔵溝ノ口」のまま。両社の駅名は現在も別のままです。
東急バスは自社の駅名に合わせてか「溝の口駅」ですが、川崎市バスは「の」も「ノ」もない「溝口駅」。これは駅のある場所の地名が「川崎市高津区溝口」で「の」も「ノ」も入らないからだそうですが、こんなところでこだわりを見せなくとも(^_^;)
ちなみに管理人は、写真を撮影した後、11時50分発の川崎市バス「溝17」に乗り込み、柿生を目指しました。