クリスマスが過ぎ、「仕事納め」も終了。今年も残すところあと僅か、新年までのカウントダウンモードに入った感もありますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、当ブログではここで年忘れ恒例企画「私的鉄十大ニュース」…となりますが、今回及び次回はその前座として、バス及び航空の話題を取り上げたいと思います。よろしくお付き合いのほど、お願い申し上げますm(__)m
なお、毎年申し上げておりますが改めて。
バス・航空に関しては、それぞれ地域性が顕著であるため、バスは管理人の生活圏及び関心の高い事業者に関する話題に、航空は日系キャリア及び日本国内での出来事に関する話題に、それぞれ限定させていただき、かつ本体の「私的鉄十大ニュース」とは異なり、ランキングを設けずに管理人の関心事項をアトランダムに取り上げる形式とさせていただきます。
また、これも毎年申し上げていることですが、自然災害、事件・事故又は事業者の不祥事、もしくはそれに起因する事項の一切に関しては、当記事では取り上げません。したがって、今年の台風被害による福島交通バスの大量廃車やそれに伴う都営バス車両の無償譲渡に関しては、ここでは取り上げません。コメントもご遠慮願います。
それではバスの話題、参りましょう(^_^)/
・都営バス車両の世代交代
都営バス車両の世代交代は今年も進められ、今年は平成15(2003)年度車のL代が淘汰の対象になり、翌年度のM代車も一部淘汰の対象となっています。
L代は開閉可能な窓を必要最小限に絞り、他を固定窓として眺望に配慮した車両となりました。これは、日野・いすゞ・日デ・三菱とも同様です。
しかし、今年度はこれらの車両が淘汰の対象となっていることから、各営業所から続々と姿を消しつつあります。
L代の退役により、いよいよ都営バスに残る日野HRも勢力を大幅に縮小して「絶滅危惧種」となり、都営バスから消える日が近づいています。また、L代の退役に関しては、青戸支所から三菱エアロスターが消滅したことで(1枚目の写真)、三菱車の指定があった営業所からその指定車が消滅したという、節目ともいえる出来事もありました。
L代といえば、日野HR(うなぎ)の大量投入こそあったものの、まだ営業所と車種との関係が存続していた時期でした。これが翌年のM代になると、営業所と車種との関係は完全に断ち切られます。L代が完全に退役してしまえば、営業所と車種との関係が存続していた時代が、完全に歴史になってしまいます。
「『幕車』の次は…退役が迫るL代」シリーズ記事
・「夢の東京下町」特装車全車退役
日野HRの細身のボディに、ステンレス板を貼ったレトロモダンな風貌の、「夢の東京下町」こと「S-1]特装車。
最盛期には4台が存在しましたが、先ごろ遂に、最後の1台が退役したとのことです。
実はこの車両、「S-1」専用の特装車であることもそうですが、最大の特徴は「幕を維持していた」こと。つまりこの特装車こそ、都営バスに残った「正真正銘の最後の幕車」となるわけです。
その最後の1台が退役し、都営バスからは本当に「幕車」が消えました。
現在「S-1」は一般車で運行されていますが、後継の特装車が出なかったのは、やはり一般車と内装が大きく異なっているために、互換性を欠き運用効率が悪いからではないかと思われます。
退役した特装車は、最後は臨海車庫の奥に押し込まれ、寂しい最期となりました。
臨海車庫に特装車が留置中だった記事は → こちら
・燃料電池車登場、江戸川などに配置
今年4月、都営バスには「燃料電池車」が登場、江戸川などに配属されました。既存のバスとは全く異なるソリッド&メカニカルな外観は、見る者に強烈なインパクトを与えます。
管理人も「臨海28」で乗車し、その風貌に驚いたものですが、走行音は静か、内装はそれほど奇矯なものではありませんでした。
なお、この「燃料電池車」、都営バスだけではなく京急バスにも導入され、船の科学館を発着する系統を中心に運用されていたようです。
管理人が「燃料電池車」に乗った顛末を記した記事は → こちら
・葛西橋折返所復活
葛西橋折返所が休止し、ここを発着する「亀24」「両28」が東砂六丁目着・葛西橋始発という変則的な運行形態に改められてから3年。これまでにも何度か、葛西橋折返所の工事の様子は当ブログで取り上げてきましたが、今年4月1日をもって復活、「亀24」「両28」とも元の運行形態に戻されました。
ここが休止していたのは、真上を通る葛西橋の取り付け道路部分について、橋脚の耐震性強化工事を行っていたからですが、それが完成して、ようやく元の姿に戻ったことになります。
復活後の葛西橋折返所の記事は → こちら
・「学01」「学07」の運行形態変更
今年4月、「学01」「学07」がそれぞれ上野駅近辺及び御茶ノ水駅近辺の運行ルートを変更しました。これにより、前者は上野駅の独立した乗場ではなく京成上野駅前の停留所から乗車するように改められ、後者は「茶51」の停留所に近接した場所に乗場が移転しました。これらの改編により、聖橋の上を行く都営バスは、一般路線としては見られなくなりました。
上の写真は、いずれも現在この場所で都営バスを見ることができなくなった場所です。
「学01」「学07」の改編前の様子をレポした記事は → こちら(学07編・学01編)
・新系統「反12」登場
「反11」の学芸大学駅-世田谷区民会館間をカットするということか、あるいは将来的な路線カットの布石なのか、「反11」の日中の一部の便を、学芸大学駅から東京医療センターへ振り向ける改編が行われ、新系統「反12」が爆誕しました。
しかしこの系統、平日・土曜・休日とも1日4本という少なさですが、利用はどれほどあるんでしょうか。
「反12」乗車レポは → こちら
以上で「2019年バスの話題」は終了です。
今年も都営と東急に偏ってしまいましたが、管理人の趣味的関心の結果ということでご容赦を。
次回は、「2019年航空の話題」を参ります。
しかし管理人は、今年も飛行機乗らずに終わりそうだな(^_^;)
【おことわり】
当記事の写真は、全て以前の記事からの転載です。