突然ですが、皆さんは東武浅草や小田急新宿がなくなることを想像できますか?
阪急梅田や南海難波が消えることを想像できますか?
西鉄福岡がなくなることを思い浮かべることができますか?
物心ついたときから東急に慣れ親しんできた管理人にとって、東急の「地上の渋谷駅」がなくなるということは、まさに東武浅草や小田急新宿、阪急梅田、南海難波や西鉄福岡といった、その私鉄を代表する「顔」が消えるのと同じ意味がある大事件なのです。
となれば、あと5ヶ月を切った(当記事作成時点)地上の渋谷駅は、記録しておかなければなりません。
というわけでこの記事では、地上の渋谷駅で撮影した写真をご覧に入れるわけですが、実は今回の記事、東急ネタの記事としては300本の大台に乗る、記念すべき記事です。記念記事にしては後ろ向きな内容であることは否めませんが、やはり今東急で一番「旬」なのは、なんと言っても地上の渋谷駅でしょう。なお、今回のタイトルの元ネタは → こちら
では参りましょう。
「蒲鉾」とも形容される、高く大きな天井は開放感がありますよね。私は行ったことがありませんが、欧州の長距離列車のターミナルもこんな感じなのかと思ってしまいます。
ちょうど9000系が
このとき9000系が在線していましたので、写真が撮れてよかったです。
そして、9000系の2本並び!
これは貴重
以前に当ブログで、9000系が渋谷駅に3本並んだ写真をアップしたことがありますが、現在はY500系の本数すらも下回る5本では、3本並ぶ確率は低いのでしょうね…。
この写真、右が4番線の各駅停車、左が3番線の特急です。
右はこちらの編成↓
9010Fだった
そして、3番線の列車はこちら。
9014Fの特急
東横線で「特急」の幕をかざして走る姿も貴重になりそうです…。
この幕もいつまで見られる?
上記の9014Fを反対側(横浜方先頭車)から。先頭車9114とセルリアンタワーのツーショット。
これも来年3月まで
来年3月までといえば、5050系4000番代車がここに顔を出すのもそう。来年3月には彼らは10連化され、副都心線への直通運用、中でも特急・急行といった優等列車に充当されます。
4000番代第1・第2編成のツーショットを、セルリアンタワーを背景に一発。
これも結構貴重な絵になるはず
この写真には第2編成・4102F(奥)を撮影しようとする愛好家が写っていますが、そろそろ渋谷駅にも愛好家が出始めました。
そして「この日の主役」ともいえる、メトロ7000系7116Fが入線。1番線で発車を待ちます。
確かに7000系は地上の渋谷駅にいる
確かに渋谷駅にいる証拠として、東急の建設した商業施設のビル「ヒカリエ」をバックに2枚。あえてノーキャプションとします。
いかがでしょうか。
直通運転開始後は、7000系も地下の渋谷駅に出入りするようになりますから、こちらに出入りするのも来年3月までとなります。
4年前に8000系が引退し、そして今、桜木町を知る最後の世代、9000系が東横線から去ろうとしています。9000系の東横線撤退は、「桜木町を知る世代」が東横線からすべて消えることを意味しています。もちろん9000系自体が廃車になるわけではありませんが、それでも大きな寂しさがあります。
十数年後、5050系やY500系が退役するときには、「地上の渋谷駅を知る世代」が引退する、などといわれるのでしょうか。
泣いても笑っても、あと143日。
地上の渋谷駅も、日比谷線直通列車も、それまでの命です。
それなら、それまでの間にいっぱい記録をつくろう。管理人はそう思っています。
◇関連記事
№293.大きなカマボコの下で~はるかなる想い~