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5036.私的鉄十大ニュース2019 前編

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皆様おはようございます。いかがお過ごしでしょうか。

当ブログ恒例の年忘れ企画、「私的鉄十大ニュース」のアップでございます。

例年ですと、「私的鉄十大ニュース」のアップは12月30日に行っておりますが、今年は管理人自身の都合により、1日早い29日付のアップとさせていただきます。そのため、30日・31日は新規記事のアップを行いませんので、その点合わせてご了承ください。

 

この「私的鉄十大ニュース」とは、「私的」の冠でお分かりのとおり、鉄道界・鉄道趣味界の出来事を、管理人自身の独断と偏見に基づいてリストアップするものです。

したがいまして、毎回申し上げておりますが、

 

「何でこんなのが入ってんだよ!」

 

とか

 

「〇〇が入ってねえぞ!」

 

という突っ込みは、くれぐれもご無用に願いたく存じますm(__)m
なお、これも毎回申し上げておりますが、管理人は「十大ニュース」選定にあたり、事故、自然災害、又は企業の不祥事もしくはそれらに起因するニュースの一切を除外しておりますので(したがって、北陸新幹線E7/W7系車両の大量水没などは取り上げておりません)、その点もご承知おき願いたく存じます。
それでは発表。まずは次点と、20~11位から。なお、リンクが設定してある項目は、クリックすると当ブログの該当の記事を読むことができます。

 

<次点>

・ JR東日本 山手線E235系投入が最終段階に
・ JR東日本 「踊り子」用E257-2000がロールアウト
・ JR西日本 新快速「Aシート」サービス開始
・ メトロ 03系の譲渡先判明、北陸鉄道へ。長電も?
・ メトロ 17000・18000系の投入計画発表
・ 小田急 新5000形登場
・ 小田急 下北沢駅地下化後の用地活用計画発表
・ 西武 40050系デビュー
・ 京成 3100形デビュー、3000形(50番代)帯色変更
・ 新京成 80000系デビュー
・ 新京成 鎌ヶ谷市内の高架化完成
・ 南海 HYDEサザン運行開始

・ 東急 大井町線開業90周年

・ 西武 新型特急「Laview」デビュー

 

次点のニュースはリンクが2つしかない(^_^;) だからこそ「次点」ともいえますが。

JR東日本の車両置き換えは、いつものことですが怒涛の勢いで進められ、山手線でもE231系500番代の編成は既に2本しか残っていないということです。そして同じJR東日本では、「あずさ」「かいじ」運用を放逐されたE257系が「踊り子」への転用改造を施されていましたが、遂に現車が出現しました。

メトロでは、車両の世代交代が進められます。日比谷線では最終段階に入りましたが、押し出された03系の地方鉄道への譲渡も進められるようです。また有楽町線(副都心線)・半蔵門線用新車の投入もアナウンスされ、「チョッパ三兄弟」の次兄7000系・末弟8000系にも「余命宣告」がなされました。その他鉄道でも続々と新型車両が導入されており、一部ではカラーリングの変更も行われています。

南海の「HYDEサザン」は、ミュージシャンのHYDE氏がデザインしたラッピングを纏って走るもので、期間限定の企画ものです。

最後に西武の「Laview」デビューを取り上げましたが、あれは斬新過ぎる内外装もそうですが、より注目されるのが車号の付け方。全てにおいて型破りな車両です。

 

では20~11位。

 

第11位 名鉄 5700・5300系の全車退役によりSR車全車退役

第12位 阪急 石橋→石橋近大前など4駅の駅名を改称
第13位 東武 野田線ダイヤ改正来年実施・全線で急行運転開始をアナウンス
第14位 東急「みどりの電車」登場
第15位 「あずさ」「かいじ」のE353系統一、「富士回遊」運転開始
第16位 おおさか東線全線開業
第17位 京急 快特の指定席「ウイングシート」開始、羽田空港加算運賃引き下げ
第18位 相鉄 旧7000系退役、「赤い電車」消滅
第19位 HC85系試作車落成
第20位 琴電、レトロ車両を順次退役へ

 

第11位は、「パノラマカー」の流れを汲む「SR車」が全車退役したことによって、名鉄での車両の世代交代がひとつの節目を迎えるニュース。

第12位は、阪急での駅名改称です。

第13位は、遂に東武野田線(アーバンパークライン)の船橋-柏間の全線複線化、高柳駅の2面4線化の改修が成り、全線を通す急行列車の運転が開始されるというものです。野田線といえば、3000系列や5000系列の吊り掛け車がのんびり走っているイメージがありましたが、そのようなイメージは一新されそうです。

第14位は、池上線活性化プロジェクトの一環。既に登場している「きになる電車」1017F、あるいは「きになる駅」としてリニューアルが完了した戸越銀座・旗の台両駅と「みどりの電車」との取り合わせは、よい被写体になりそうです。ただ緑色、ラッピングとはいえ屋根肩部にステンレスの地肌が露出しているのは何とも…(´・ω・`)

第15位は、半世紀を迎えた「山の特急」の世代交代。

第16位は、JRとしては久々の新線開業(実際は貨物線の旅客線化)です。

第17位は、かねてから三浦半島を訪ねる観光客の間では要望があったもの。しかし、指定席券の購入はネット予約・クレジットカード決済に限られ、駅頭での購入ができないため、利用が伸び悩んでいるとのことです。

第18位は「昭和の相鉄」がますます遠くなる…という感慨を抱いてしまいます。

第19位は、リンク先記事にも記しましたが、電車と気動車とのボーダーラインが曖昧になってしまう破壊力を秘めた車両の登場のニュース。

第20位は、レトロ車両の保存の難しさを浮き彫りにしています。

 

以上、駆け足で次点及び20~11位を見て参りましたが、いよいよ「十大ニュース」発表。第10位から参りましょう。


第10位 加悦SL広場、来年3月での閉鎖を検討
 

これは、京都府与謝郡与謝野町にある「加悦SL広場」について、来年3月での閉鎖が検討されているとのニュースでした。

このニュースは勿論、鉄道趣味界でも大きな驚きをもって受け止められましたが、やはり車両の保存というのはそれだけ大変なことなのだろうと思います。中でも大変なのは「税制」。まず用地には固定資産税がかかりますし、保存車両も「遊休資産」とみなされれば、やはり固定資産税の課税対象となってしまいます。本当はこういうのが改善されればいいのでしょうが、あの財務省が鉄道趣味界の声で動くとは到底思えませんし、鉄道愛好家で知られる大物政治家である石破茂・前原誠司の両氏も、この問題に関しては関心を示していないようなので、「そういうこと」なのでしょう。

 

・「加悦SL広場、来年3月で閉鎖検討」のニュースは → こちら

 

第9位 JR北海道・東日本 日高本線・大船渡線・気仙沼線について、正式に廃止の手続き

 

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災害により不通となっていた、JR北海道の日高本線鵡川-様似間、JR東日本の気仙沼線柳津-気仙沼間及び同社大船渡線気仙沼-盛間について、正式に廃止の手続きが取られたというニュースです。前者は鉄道での復旧を目指すか否か、あるいはその復旧の際の費用負担について沿線自治体と折り合わず、結局バス転換を目指すものとして廃止が決定され、後者2路線はバス高速輸送システム(BRT)として仮復旧を果たしていたものの、鉄道としての復旧は断念・放棄されることになってしまいました。

いくら鉄道が沿線の福祉・国防のために必要であるとはいえ、利用者がいなければ意味がないのは当たり前。しかし、JR東日本の路線の場合は、気仙沼-仙台間の都市間需要を放棄してしまったという面もあり(被災前には快速『南三陸』が1日2往復気仙沼線を全線走破していた)、本当にこれでいいのかという疑問があります。

 

・日高本線・気仙沼線・大船渡線正式廃止決定の記事は → こちら

 

第8位 メトロ 北綾瀬・方南町に本線用編成が入線

 

 

 

東京メトロでは、かねてから北綾瀬・方南町両駅について、本線用の長編成が入線できるよう改良工事が進められてきましたが、それぞれ今年3月と7月に完成し、本線から両駅への直通列車が走り始めました。

もっとも、支線用の短編成がそれで退役したかといえばそうではなく、支線用編成はそれ以後も継続使用されています。つまり支線の運用に本線用編成を入れてしまうと輸送力過剰になってしまうため、本線用編成の乗り入れは本数を限っているようです。

 

・千代田線電車の本線から北綾瀬への乗り入れは → こちら(前編後編

・丸ノ内線電車の本線から方南町への乗り入れは → こちら

 

第7位 東武 日光線開業90周年・6050系リバイバルカラー車登場

 

 

 

昭和4(1929)年の開業から、今年で90周年を迎えた東武日光線。

沿線や地元では様々なイベントが開催されましたが、鉄道趣味的に最大の目玉なのは、6050系に往年の6000系のカラーリングを模したリバイバルカラー車を出現されたこと。勿論こんなものは「リアルウソ電」でしかありませんが、現車を見た愛好家からは「なかなか似合っている」という、好意的な声が上がっています。

管理人は残念ながら、現車を乗車・撮影したことはまだありませんが、いずれ見てみたいと思っています。

 

・日光線開業90周年の記事は → こちら

・日光線開業80周年の際の当ブログ連載記事「光の射す方へ」のご案内記事は → こちら

 

これで第7位まで発表が終了。後編では、第6位~第1位を発表いたします。

というわけで、後編へ続く。

 

【おことわり】

当記事と次の記事で使用している写真は、全て以前の記事からの転載です。

 


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