宇都宮駅到着後、東口にある某有名餃子店で餃子2皿(水餃子・焼き餃子)とご飯の夕食。管理人が訪れたときには行列ができていたのですが、思いのほかサクサクと進み、10分するかしないかで順番が回ってきました。料理も注文後ほどなくして出てきましたので、とっとと食べてとっとと出てきました。早食いは身体に良くないのですが(滝汗
そして戻った宇都宮駅で、気になる発車案内表示が!
上野行きが5両・3ドア?
5両、3ドアとな…。
と、いうことは…。
211 系 じ ゃ ね え か
最初は宇都宮で餃子を食べたら、湘南新宿ラインのグリーン車で恵比寿まで乗って帰ろうと思っていたのですが、これだけのネタを目の前にぶら下げられたら、そりゃ食いつかないわけにはいかないというものです(笑)
前座として、黒磯行きの211系を撮影。東北線宇都宮~黒磯間では、211系の5連が主力として運用されています。ただこちらも、近い将来の205系600番代への置き換えが予定されています。もちろん211系が廃車になるわけはなく、高崎や長野・新潟といった地区へ転用されるのでしょう。
宇都宮駅で見られるこの姿もあとわずか?
そして側面の方向幕。
これも見られなくなる
もっとも、宇都宮駅で211系が全く見られなくなるかといえば、そうではない可能性もあります。というのは、両毛線の115系を211系で置き換えた場合、宇都宮乗り入れ運用にその211系が入る可能性があるから。ですから、宇都宮駅に211系が出入りしなくなるとは考えにくいのですが、東北線宇都宮以北の運用からは退くことになります。
18時25分ころ、10番ホームに211系の5連・668Mが入ってきましたが、その5連は何と1000番代!
セミクロスシート車
キタ――――(・∀・)――――!!
管理人の「レア車ゲッター」のフォースは健在なようで(汗
上野方先頭のクハ210-1002に席を占めます。運よくクロスシートに座ることができました。
同車の車内です。全景とクロスシートの写真を2点、あえてノーキャプションで。
(いずれも古河駅停車中に撮影)
FRPや無塗装の化粧板を多用した車内は、登場当時は113・115系の内装に慣れた目には斬新かつ軽快に見えたものですが、E231系やE233系が登場した今となってみれば、国鉄時代の車両特有の頑丈さや無骨さが表に出ているような気がします。このあたりが「国鉄型車両」のDNAなんですかね。
クロスシートの座り心地ですが、可もなく不可もなし。ただ、「切り立った座席」はちょっとリラックスする体勢が取れないと、ちょっとしんどいです。これならロングシートの方が…とも思うくらいですが、ロングシートは長時間乗っていると疲れますからね。というか211系セミクロス車のお別れ乗車なのですから、終点の上野まで付き合うことにします。
小金井で基本編成10連を前方につないだのと、古河で快速に抜かれたことで、乗客数は少ない状態で推移。大宮到着直前は少し賑わいましたが、それも大宮での大量下車でガラ空きに。総じてまったりした空気が漂っていました。
そのまったりした空気が破られたのが、さいたま新都心駅に着いたとき。この駅からは何と、若い女性を中心とした乗客が大量に乗車、静寂が一気に破られました。あとで知ったのですが、この日はさいたまスーパーアリーナで「3代目J.Soul Brothers」のライブがあったそうです。なるほど、それで若い女性が多かったわけですね。
その若い女性の集団も赤羽で大量下車し、また静かな雰囲気に戻って、668Mは20時23分に上野駅8番線に到着。すぐに折り返しの準備に入りました。
管理人は、以前の記事で211系グリーン車のお別れ乗車の記事を作成・公開していますが、普通車のお別れ乗車はしていないままでした。今回、こういう形とはいえセミクロス車への乗車がかなったことは、素直に喜びたいと思います。もちろん、211系はこのまま廃車になるわけではなく、どこかに転用されるのですが、転用先でも元気に活躍してもらいたいものだと思います。
【取材日 平成24年12月8日】
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