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Channel: さすらい館
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5797.【山陽特急劇場を再現】模型運転会@埼玉・加須【ボンネットスタイルを愛でたい】

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「マスタードシード」で美味しいパスタに舌鼓を打ったあとは、行田市から加須市へ移動。加須市内の某模型店の貸しレイアウトにて、模型運転会としゃれ込みました。

なお、この模型店には、過去に何度か訪れたことがあります(下記関連記事参照)。

この日は歩く距離が長かったため、持ち込む模型の数は抑えめにしました。14系客車と牽引機、それと181系(山陽時代末期の姿)。

 

流麗なボンネットスタイルが快走します。

 

山陽仕様だと運転台の上のライトがある

 

181系が「あずさ」として走り始めたころから、181系の先頭車から運転台の上のライトが撤去されていきました。直流特急型電車は、その後の183系や189系でも、屋根上のライトが装備されることはありませんでした。これは、中央線などの狭小トンネル対策だったのでしょう。

 

こちらは、その山陽仕様181系と14系ブルトレ編成の競演。

 

昭和47~48年くらいか?

 

14系寝台車と181系が「山陽特急劇場」で競演したのは、昭和47(1972)年10月から翌年5月まで。したがって極めて短い期間ではあるのですが、下関駅などでこのように顔を合わせることもあったのだろうと。

ただしこの場合、14系寝台車の牽引機をEF58かEF65 500、あるいは少なくともEF65 1000の初期型にしないと、歴史的にダウトとなってしまいますから、気を付けなければいけません(^_^;) EF510のカシオペア仕様機に14系寝台車を牽引させている管理人が言えた義理ではありませんが。

 

…それはさておき。

 

山陽仕様181系の白眉といえば、元「パーラーカー」の面影を残すクロハ181。

 

やはりかつての最優等車の気品が凄い

 

「パーラーカー」が東海道から山陽へ移った際、あまりにも利用率が悪すぎたので特別席料金を値下げ、それでも利用が増えないので業を煮やした国鉄は、開放室を2等室に変更する工事を敢行、形式をクロハ181と改めます。しかし「パーラーカー」時代の特大の側窓はそのままとされたため、2等席(普通席)でありながら眺望には大変優れていて、そのためこの席を「指名買い」する常連客もいたとか。これに対して、1等(グリーン車)扱いのまま残った区分室は惨憺たるもの。末期は手入れもろくになされず、実際に乗車した人によると「パーラーカーの区分室に乗れた喜びよりも、痛々しさの方が勝っていた」とか。

結局、甲信越地区への転用に際し、全室2等室のクハ181に改造されてしまい、優美な姿は見られなくなってしまいます。

しかし。

今思うと、開放室を一般の1等席(グリーン席)にして、「あさま」に投入すれば、いい商売ができたのではないですかね? そうすれば1等車はサロを1両連結すれば2両確保できるし、食堂車を連結する余裕もできた。当時でも国際的な避暑地であり、富裕層の利用も多かった軽井沢までの輸送を考えれば、「パーラーカー」でも十分に商売が成り立った気がしますが(以前にコメントをくださった方のご発言)。

 

同行者は、485系ボンネットスタイルの編成を持参。時ならぬボンネットスタイル同士の競演となりました。これは写真がありません。ごめんなさい。

同行&アテンドしてくださった親愛なる仲間の方、誠にありがとうございました。

 

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