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5876.【駅舎のみ】こちらも「木」になった駅ですが…リニューアルなった長原駅【地下駅の限界?】

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6月8日、池上線長原駅がリニューアルされたというので見に行ってみました。

 

まずは駅舎の写真を。

確かに「木」が多用されていて、戸越銀座駅や旗の台駅と同じような屋根になっています。

 

格子状の飾りが木

 

別角度から。

 

駅舎の屋根全体に及んでいる

 

カラーリングは戸越銀座駅などと共通していますが、黒系でありながらもクールさではなく、温かみがあるような印象です。

 

それでは駅の内部はというと…。

 

あまり変わってない

 

長原駅は上り線ホームにコンクリ剝き出しの柱が立つ無骨な構造だったのですが、今回のリニューアルではそこまで手を入れなかったようです。

 

こちらは上り列車。

 

元日比谷線直通車

 

この編成(1012F)、4連×2本で東横線の日比谷線直通と目蒲線(当時)の共通予備車をもくろんだ編成の生き残りです。この編成は2本あり、中間に組み込まれる中央貫通路の先頭車が4両あったのですが、そのうちの2両は伊賀鉄道に移籍しました。現在東急に残る2両は、3000番代吊掛車の現役時代末期を彷彿させる「みどりの電車」としてライトグリーンのラッピングが施されて活躍中です。

 

さて。

戸越銀座駅や旗の台駅とは異なり、長原駅がホームまで「木」にならなかった理由ですが、恐らく地下駅であることが理由だったのではないかと思います。地下駅だと防火基準が厳しいので、そこに木材を使用するのはコストの面で引き合わなかったのかもしれません。勿論最近は、木材の難燃化加工技術も進歩しており(だからこそ鉄道車両に難燃化基準を満たしつつ木材を使用できるようになった)、その気になれば不可能ではないと思いますが、やはりそこは限界があったのだろうと思います。だから駅舎のみなのも、仕方のないことでしょう。

それでも、駅舎部分だけでも前記両駅のような温かみのある駅になっているのは、素晴らしいことだと思います。

 

◇関連記事(リニューアル以前の長原駅)

 

◇同(リニューアルがなされた戸越銀座駅)

 

 


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