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5889.【JRとの交差は?】「蒲蒲線」の「京急蒲田駅」はどこ?【東側のロータリーは?】

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蒲蒲線建設予定地(?)の視察、JR蒲田駅から。

 

蒲田駅の東口の川崎寄りに、威容を誇る大田区役所の建物があります。

 

これが大田区役所

 

以前の太田区役所は路線バスしか公共交通のアクセスがなく不便だったことから、平成10(1998)年にここに移転してきました。このビルはバブル期に名を馳せた「桃源社」が建設し保有していたものですが、大田区がこのビルを買い取って区役所にしたものです。ビルの買収と区役所移転を巡っては色々あったようですが、現在は公共交通でのアクセス、それも東側からのそれが格段に改善されました。ちなみに、大田区役所の移転が京急バス「園11」(田園調布駅-大森駅東口-羽田空港)の廃止の遠因となっています。「園11」廃止により、大井町・蒲田両駅以外の東急線の駅に達する京急バスの一般路線は全てなくなりました(空港アクセス路線は渋谷駅や二子玉川駅などから運行継続中)。

閑話休題。

この建物が話題になっているのは、この建物の真下を「蒲蒲線」が通過する構造になっているのではないかということです。正確にはこの建物の西端ですが、トンネルその他構造物は作られていないものの、鉄道トンネルを通すための用地が確保されているのは事実のようで、実際に建物の図面はそうなっているとのこと。

 

それでは京急蒲田駅へ。

実際には京急川崎から「エアポート急行」で大鳥居へ行き、同駅を視察した後京急蒲田まで戻ってきたのですが、蒲田という場所を取り上げることに意味があるので、時系列的には逆になっているのを承知で、こちらを先に取り上げます。

京急蒲田といえば、「蒲田要塞」といえるほど「聳え立っている」高架駅と高架橋のド迫力。

 

上層と下層からそれぞれ空港線が分岐している

 

上層が浦賀方面への下り線、下層が品川・都営浅草線方面への上り線です。そして空港線が上下層両方から分岐しているのは、品川方・浦賀方双方から空港線への出入りを可能にするため。この構造のために、空港線の京急蒲田-糀谷間は複線ではなく単線並列となっています。

京急蒲田といえば、第一京浜国道の下り線側に、小規模なロータリーがあります。

 

これが蒲蒲線と関係ある?

 

そしてこのロータリーの反対側、つまり↑の写真の背後には、大田区産業プラザ (PiO)があります。

こちらがその「PiO」の建物。

 

軍艦のようにも見える

 

ここには展示場・会議室・コンベンションホールなどを備えているそうですが、この地下に既に「蒲蒲線の京急蒲田駅」が作られているという話もあります。実際にはこの近くに駅を設けることが計画されているようですが、もしかしてこのロータリーは、その駅を設けることを前提に作ったのでしょうか?

 

この辺りは住宅などが密集していますので、地下を掘り進むことになるのでしょうが、このあたりの地盤は軟弱であるという話もあり、そうであれば短距離といえどもかなり工事が難航するものと思われます。となれば、当初計画どおりの工事費用で済むのかという問題も懸念されるところ。

 

次回は京急大鳥居駅を見てみます。

 

【取材日 令和4年7月5日】

 

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