管理人が山形・秋田にいる間に、来年のJR全体で行われるダイヤ改正の概要が明らかになってきたようです。鉄道趣味界でも、この話題を取り上げたブログの記事などが多々目に入るようになりました。
というわけで当ブログでも…というわけでもないのですが、やはり管理人なりの目線で見たポイントは指摘しておきたいところ。というわけで、屋上屋を架するの懸念無きにしも非ずですが、当ブログでも取り上げることにいたします。
なお、詳細に関しましては、JR各社のHPをご覧の上、内容を確認していただきますようお願い申し上げます。当ブログでは、趣味的に重要なものだと思った項目以外は取り上げておりませんので。
今回のダイヤ改正の概要、ざっと挙げると以下のとおりとなります。
まず新幹線から。
というわけで当ブログでも…というわけでもないのですが、やはり管理人なりの目線で見たポイントは指摘しておきたいところ。というわけで、屋上屋を架するの懸念無きにしも非ずですが、当ブログでも取り上げることにいたします。
なお、詳細に関しましては、JR各社のHPをご覧の上、内容を確認していただきますようお願い申し上げます。当ブログでは、趣味的に重要なものだと思った項目以外は取り上げておりませんので。
今回のダイヤ改正の概要、ざっと挙げると以下のとおりとなります。
まず新幹線から。
1 東北新幹線320km/h運転開始、E6系スーパーこまちデビュー
2 上越新幹線にE2系追加投入、200系退役へ
3 東海道・山陽は「のぞみ」増発
4 山陽・九州は広島発着の「さくら」増発
5 東海道・山陽でのオーディオサービス廃止
そして在来線の目立った話題は以下のとおり。
1 常磐線特急をE657系使用に統一
2 湘南新宿ライン浦和停車、「日光」「きぬがわ」も停車
3 JR東海管内の特急列車について車内販売を全廃
4 JR東海管内で117系が退役
5 「こうのとり」などの183系引退、白浜以北で運転する「くろしお」を287系化
6 JR四国では一部特急の運転区間・時間帯を見直し
まず新幹線の話題は、何と言ってもE5系の本領発揮となる「はやぶさ」の320km/h運転開始が目を引きます。
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遂に本領を発揮する
これまで300km/h運転で足慣らしをしてきましたが、遂に、という感じですね。またこれに合わせ、E6系「スーパーこまち」が遂にデビューするのも大きな話題です。秋田や大曲・角館など秋田県内のこまち停車駅では既に大々的な宣伝が行われており、地元の期待の大きさが伺えました。
そして、国鉄時代から活躍を続けていた200系に、とうとう引導が渡されることになりました。
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とうとうこの丸顔が姿を消す
もちろん、東北・上越新幹線開業当初の車両は1両も残っておらず、国鉄時代末期に製造された車両ですが、それでも車齢は優に25年を超えています。しかしJR東日本もよくわからない会社ですね。首都圏の在来線に怒涛のように新型車両を入れる割には、新幹線電車を後生大事に使っているのですから。200系の退役は、新幹線の路線から直流電動機を装備した車両が全滅するという、鉄道技術的に見てもトピカルな話題です。
東海道・山陽・九州系は細かな輸送改善が見られますが、広島発着の「さくら」が目を引きます。これ、管理人は在来線時代の急行「出島」(呉・門司港~西鹿児島(当時)間)を思い出してしまいました。この「出島」は昭和50(1975)年に廃止されましたが…って古い?
…それはさておき(滝汗
東海道新幹線系で目を引いたのは、オーディオサービスの廃止です。このようなサービスは100系が先鞭をつけ、その後JR他社や各私鉄の特急列車に波及しましたが、携帯音楽プレーヤーの小型化などに伴いニーズが減少、他社が撤退する中、東海道・山陽新幹線で残っているだけとなりました。
そのような中で、元祖とも言える東海道・山陽新幹線でオーディオサービスを取りやめるのは、薄々感づいていましたがやはりさびしいですね。
ことによると、来年2月から投入される「N700A」ことN700系1000番代には、グリーン車のヘッドホンジャックがないのでは。
在来線に目を移すと、東日本の話題として常磐特急の車種統一が目を引きます。これに伴って捻出されるE653系は「いなほ」に投入されるとのアナウンスがありましたが、3月改正のプレスリリースに「いなほ」の項目がないことからすると、実際の置き換えはダイヤ改正後かもしれません。だとすると、485系「いなほ」の最後は、来年のお盆前かGW前後くらいだろうかと思っています。
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改正後もしばらく残る?
湘南新宿ラインの浦和停車は「やっとか!」という感じですね。「日光」「きぬがわ」も停車するというのには驚きました。
あとはどちらかというと後ろ向きな話題ですが、JR東海管内での117系退役・在来線特急の車内販売全廃は残念ですね。前者は物理的な老朽化よりも、2ドアで最小単位が4連のため使いにくくなったというのが理由ではないかと思われます。後者は、コンビニエンスストアの爆発的な普及など、車内販売を取り巻く要因が厳しさを増したということでしょう。現在は、乗車前に食べ物や飲み物を買うというのが基本になりましたからね。
そしてJR西日本管内での183系(実態は485系なのだが)の撤退もさびしいニュースです。
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この姿も関西地区では見納めに
これによって、485系は遂に東日本地区に残るだけとなり、定期特急列車も「いなほ」の他には「北越」「白鳥」しかありません。いよいよカウントダウンが現実化します。
今回のダイヤ改正について、インパクトの大きな話題はないので、東京地区だとどうしても東急東横線の渋谷駅地下化・副都心線乗り入れの方が大きな話題になってしまっているような。幸い今回、ブルトレの改廃は話題になりませんので、それも静かな理由かもしれません。
※ 当記事で使用している写真は、全て以前の記事からの転載です。
まず新幹線の話題は、何と言ってもE5系の本領発揮となる「はやぶさ」の320km/h運転開始が目を引きます。

遂に本領を発揮する
これまで300km/h運転で足慣らしをしてきましたが、遂に、という感じですね。またこれに合わせ、E6系「スーパーこまち」が遂にデビューするのも大きな話題です。秋田や大曲・角館など秋田県内のこまち停車駅では既に大々的な宣伝が行われており、地元の期待の大きさが伺えました。
そして、国鉄時代から活躍を続けていた200系に、とうとう引導が渡されることになりました。

とうとうこの丸顔が姿を消す
もちろん、東北・上越新幹線開業当初の車両は1両も残っておらず、国鉄時代末期に製造された車両ですが、それでも車齢は優に25年を超えています。しかしJR東日本もよくわからない会社ですね。首都圏の在来線に怒涛のように新型車両を入れる割には、新幹線電車を後生大事に使っているのですから。200系の退役は、新幹線の路線から直流電動機を装備した車両が全滅するという、鉄道技術的に見てもトピカルな話題です。
東海道・山陽・九州系は細かな輸送改善が見られますが、広島発着の「さくら」が目を引きます。これ、管理人は在来線時代の急行「出島」(呉・門司港~西鹿児島(当時)間)を思い出してしまいました。この「出島」は昭和50(1975)年に廃止されましたが…って古い?
…それはさておき(滝汗
東海道新幹線系で目を引いたのは、オーディオサービスの廃止です。このようなサービスは100系が先鞭をつけ、その後JR他社や各私鉄の特急列車に波及しましたが、携帯音楽プレーヤーの小型化などに伴いニーズが減少、他社が撤退する中、東海道・山陽新幹線で残っているだけとなりました。
そのような中で、元祖とも言える東海道・山陽新幹線でオーディオサービスを取りやめるのは、薄々感づいていましたがやはりさびしいですね。
ことによると、来年2月から投入される「N700A」ことN700系1000番代には、グリーン車のヘッドホンジャックがないのでは。
在来線に目を移すと、東日本の話題として常磐特急の車種統一が目を引きます。これに伴って捻出されるE653系は「いなほ」に投入されるとのアナウンスがありましたが、3月改正のプレスリリースに「いなほ」の項目がないことからすると、実際の置き換えはダイヤ改正後かもしれません。だとすると、485系「いなほ」の最後は、来年のお盆前かGW前後くらいだろうかと思っています。

改正後もしばらく残る?
湘南新宿ラインの浦和停車は「やっとか!」という感じですね。「日光」「きぬがわ」も停車するというのには驚きました。
あとはどちらかというと後ろ向きな話題ですが、JR東海管内での117系退役・在来線特急の車内販売全廃は残念ですね。前者は物理的な老朽化よりも、2ドアで最小単位が4連のため使いにくくなったというのが理由ではないかと思われます。後者は、コンビニエンスストアの爆発的な普及など、車内販売を取り巻く要因が厳しさを増したということでしょう。現在は、乗車前に食べ物や飲み物を買うというのが基本になりましたからね。
そしてJR西日本管内での183系(実態は485系なのだが)の撤退もさびしいニュースです。

この姿も関西地区では見納めに
これによって、485系は遂に東日本地区に残るだけとなり、定期特急列車も「いなほ」の他には「北越」「白鳥」しかありません。いよいよカウントダウンが現実化します。
今回のダイヤ改正について、インパクトの大きな話題はないので、東京地区だとどうしても東急東横線の渋谷駅地下化・副都心線乗り入れの方が大きな話題になってしまっているような。幸い今回、ブルトレの改廃は話題になりませんので、それも静かな理由かもしれません。
※ 当記事で使用している写真は、全て以前の記事からの転載です。