まずはじめに、思いっきり私事で恐縮ではありますが…。
私こと
管理人が「乗り鉄」の目標、国鉄・JRの全線完乗を志して、今年で30年目になります。列車に乗ることそのものが楽しいものだというのは、子供の頃に父の帰省についていって、当時在来線を走っていた特急「とき」「いなほ」や急行「佐渡」などに乗って味わっていましたが、本当の意味で現在のような「乗り鉄」に手を染めたのは、昭和58(1983)年3月に、当時の南東北ワイド周遊券を買って友人と磐越東線・磐越西線を乗りに行ったことに端を発しています。
それから30年目の今年。
遂に、JR最後の未乗区間である、羽越本線村上~余目間の乗車の機会を得ました。
乗る列車は、新潟10時58分発「いなほ3号」。「北越」「白鳥」などとともに、最後の485系使用列車として知られています。
新幹線開業前の上野発着の「いなほ」をリアルタイムで知っている管理人からすると、「『いなほ』は秋田行きか青森行きだろjk」と思ってしまうのですが、秋田へは秋田新幹線「こまち」が達していますので、「いなほ」は今や、新潟~庄内地区の都市間連絡に特化した列車とも言えます。
この列車、鶴岡には12時47分、酒田には13時過ぎに到着できることから、庄内地区に午後一番に飛び込むことができるため、ビジネスには非常に使いやすい列車でして、さぞかし混雑しているだろうなと思いきや…。

新潟駅発車直前の様子
…(゚д゚)
乗 車 率 低 す ぎ だ ろ
やはり庄内空港発着の航空機使用が多いんでしょうかね。
懺悔しますが、管理人は8年前の平成16(2004)年に仕事で酒田へ出かけたことがあり、そのときは往復航空機使用でした。本当は上越新幹線~いなほの乗り継ぎをしたかったのですが、時間がかかりすぎますので…。
10時58分に発車。新潟駅近辺の車両基地などを抜け、新潟の住宅街に入っていきます。そして10分ほどで豊栄。さらに阿賀野川を渡って新発田。新発田では早くも自由席車から多くの下車客が。
その後は中条・坂町・村上とこまめに停車し、新幹線からの乗り継ぎ客をおろしていきます。
さあ、いよいよ11時45分、村上駅を発車。いよいよ、最後の未乗区間に足を踏み入れます。
村上を発車すると、「室内灯が消えます」とのアナウンスが。実は村上-間島間には交直を分けるデッドセクションがあり(直流1500Vと交流20000V・50Hz)その切り替えのために室内灯が消えるのです。もし「いなほ」がE653系に置き換えられたら、この光景も見られなくなってしまいます。E653系は自動切替式のため、デッドセクション通過中でも室内灯が消えないんです。

直流から交流へ
このデッドセクションは、村上駅の北方、三面川橋梁の手前あたりにあるようです。このあたりは村上在住の伯父(故人)に車でよく連れて行ってもらっており、景色自体はよく知っているのですが、まさかこのあたりがデッドセクションだったとは思いませんでした。
さあ、いよいよ最後の未乗区間です!
続きます。
※ 当記事は12/25付の投稿とします。