あの「3.16」を迎え、大きく変わろうとしている東急。
変わろうとしているのは、東急の中でも東横線だけではありません。
というわけで2月10日、こちらも大きく変わるある駅へ出かけて参りました。
自由が丘駅から大井町行きの急行に乗り、旗の台で待ち合わせ中の各停に乗り換えます。
旗の台駅で見かけたショット。
この表示は定番だったが…
2月24日(当日悪天候の場合は3月3日)、戸越公園駅のホーム延伸が完成し、大井町方2両の扉非扱いが解消されるのです。
ということは、こちらの車内の表示も、この日以降見られなくなることになります。扉のガラス上のステッカーと扉上のステッカー、2点をあえてノーキャプションで。
これも見納めですね。
さて、この各停に乗り、3つ目の戸越公園駅。
ホームは既に完成している
ホームはもう出来上がっていますね。
電車がいなくなった後のホーム遠心部分をご覧ください↓
ホーム際の踏切はなくなった
以前は延伸部分に踏切があったのですが、そこを潰してホームを延ばした様がよくわかります。
踏切のあった部分をホームから撮影してみました(立入禁止区域外から撮影)。
枕木が白い
ここだけ枕木が入れ替えられたことがよくわかります。
踏切の跡を駅の外から見てみましょう。
何の変哲もない道だが…。
昨年6月の時点ではこういう状況でした↓
このときは踏切が健在(以前の記事から転載)
「潰された踏切」を反対側から。
完全にふさがれている
こちらは行き止まりの道になっていますから、「踏切があった」面影はありますね。
↓が、延伸の済んだホームを駅の外から眺めたもの。
ほとんど完成している
かつて大井町線が田園都市線だったころ、ここと九品仏の両駅の扉非扱いは、輸送力増強の隘路となっていました。その後の運転系統変更により、二子玉川園(当時)以遠の列車は渋谷方面へ直通するように改められ、大井町までは大井町線とされましたが、それでもここの隘路は残ったままでした。そのうちのひとつが、いよいよ解消される。これもまた、ひとつの時代の終わり、ひとつの時代の区切りです。
おまけ。
戸越公園駅に掲示されていた告知ポスター。
いよいよ2週間後(取材日基準)
現在の東急は、とかく東横線ばかりが注目されがちですが、こちらはあまり趣味的な注目は浴びないのかな。
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№2192.東急の「扉非扱い駅」がひとつ解消へ~ホーム延伸工事着手前の戸越公園駅を見る
※ 当記事は02/11付の投稿とします。