1月12日世田谷線に乗車した際には、以前に訪問した際に乗車・撮影することが出来なかった、「ペコちゃん」こと200形を模した塗装の300形に遭遇することが出来ました。
宮の坂駅に到着
かつての200形はもっと丸っこかったのですが、イメージは伝わるでしょうか(^_^;)
比較の対象として、200形のご尊顔をご覧に入れましょう。
こんな顔でした(以前の記事から転載)
200形も当時としては先進的過ぎる設計だったそうですが、それ故に実際には「使いにくい」「重りに手がかかる」車両だったようで、昭和44(1969)年の玉川線渋谷~二子玉川園間廃止と運命を共にしています。他社に譲渡された車両も1両もありません。
200形が現役だったころの三軒茶屋とは異なり、現在は「キャロットタワー」というビルの1階に乗り場が収まっています。このビルが完成する前は、道路の直前まで線路が伸びていて、新玉川線(田園都市線)との乗り換えは至便だったのですが、現在の形になって乗り換えの利便性はやや低下しています。
しかし、屋根が完備された三軒茶屋駅を見ていると、欧州の主要都市の路面電車のターミナル駅を彷彿とさせます。
その中に出入りする300形(308号)
三軒茶屋駅を道路から望んだ写真がこちら↓
よりターミナルっぽくなる(周囲の安全を確認して撮影)
管理人は欧州の路面電車に乗ったことはありませんが、世田谷線が欧州の都市で走っているLRTに最も近い形態ではないかと思っています。全線専用軌道で定時性も高く、それなりのスピードで走っている。それ故に、玉川線廃止後もこの区間が残ったのではないかと思います。渋谷-三軒茶屋間を廃止してしまったのは、今にして思えば勿体無い気もしますが、首都高3号線の工事とセットだったことを考えれば、仕方なかったのかとも思います。
今度はゆっくりと訪れてみたいものですが、管理人の生活圏から近いと、ついつい「いつでも行ける」という心理が働いてしまうのですよね(^_^;)