5月16日に長津田・恩田へ出かけた際の記事です。
この日、こどもの国線用の横浜高速Y000系には、3編成全てに、異なる3種類のヘッドマークが取り付けられていました。
それは、「こどもの国開園50周年」を記念するヘッドマークでした。
まず長津田検車区留置中の編成と、長津田駅の構内留置線に留置中の編成を、それぞれノーキャプションでご覧いただきましょう。
そして管理人乗車編成がこちら↓
こちらはピンクを基調
ヘッドマークのアップはこちら↓
可愛らしい小鳥と、こどもの国のシンボルマークが描かれている
最初管理人は、「あれ、こどもの国線の開業からはまだ50年経ってなかったはずでは…」と思っていたのですよ。というのも、こどもの国線の営業開始は昭和42(1967)年のことで、こどもの国が開業した昭和40(1965)年の2年後だからです。
「50th anniversary(50周年)」とは、施設としてのこどもの国の開園年次だったんですね。
「こどもの国」は、元の旧陸軍田奈弾薬庫(終戦後米軍に接収され、米軍の弾薬廠として使用されていた)跡地を活用し、皇太子殿下(今上陛下)ご成婚記念事業として開園したもので、その開園日は、「こどもの日」である昭和40(1965)年の5月5日。開園式には、皇太子殿下(同前)及び同妃殿下(現皇后陛下)がお出ましになられています。
ここの特徴は、遊園地やテーマパークなどとは一線を画した、自然とのふれあいや冒険・探検、あるいは作ってみる体験などに重点を置いていること。今で言う「体験型施設」の走りともいえます。
そのせいかどうか、他の遊園地が集客難にあえぐ中でも、「こどもの国」は順調な運営をしているようです。
現在は子供の数も減り、レジャーの選択肢も多様化するなど、「こどもの国」にとっては厳しい環境ですが、自然の中での体験は何物にも代えがたい教育効果があると思いますので、どんどん子供連れの方々に訪問してほしいですね(別に管理人は『こどもの国』からお金を貰っているわけではありません)。
ただ、その訪問の際に自家用車、というのは、鉄ヲタの管理人としてはやや寂しい気もします。子供連れは荷物が多く、自家用車の方が楽だというのは分かりますが。