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Channel: さすらい館
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3155.本当につながる? 岩槻~浦和美園

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春日部からアーバンパークラインに乗り、岩槻へ。
岩槻駅では橋上駅舎化工事の真っ最中で、駅舎も仮ごしらえのものになっています。


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橋上駅舎も一部が姿を現した岩槻駅

管理人は岩槻には10年ほど前に仕事で来たことがありますが、そのとき以来です。そのころと前後して、岩槻市はさいたま市と合併し、旧岩槻市のエリアは「さいたま市岩槻区」となっています。

ここからバスで目指すのは、埼玉高額鉄道…もといゲフンゲフン、埼玉高速鉄道の浦和美園駅。


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浦和美園行きのバスはここから発車する

バス路線の案内図はこちら↓


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やけに停車停留所の少ない系統がある

この「やけに停車停留所の少ない系統」こそが、これから乗車する「快速バス」こと「岩101」系統の浦和美園駅行き。途中、目白大学にしか停車しないという、北越急行の「超快速」も真っ青の無停車ぶりです。
ただし足の方は快速というわけではなく、岩槻駅→浦和美園駅間は28分のダイヤが組まれていました(運転席のスタフを覗き込んで確認)。その気になればもう数分は時間短縮が可能と思われたのですが、やはりそこは一般道経由、余裕を持たせているのでしょうね。
ちなみに、岩槻と浦和美園を結ぶ路線は、この「岩101」が唯一という訳ではなく、「各停便」というべき

果たしてどんな車が現れるのか、興味津々で待っていたら、現れたのは普通の一般路線仕様車でした(^_^;)


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これが充当車両

運転席真後ろの席を占めて発車。
なお、この車、最前部左側のタイヤハウスの上の席、通称「ヲタ席」がないという、鬼畜かつ極悪な仕様でしたorz
また、管理人の他に、乗客は浦和美園のイオンモールに行くという、中学生か高校生くらいの女の子の2人組だけでした(なぜ彼女たちの目的地がイオンモールだというのを知っていたかというと、彼女たちと運転手さんとの会話が聞こえてきたからです)。

14時14分に発車。
バスは快調に進みますが、川崎の多摩区の府中街道のような、ロードサイド型の店舗が並ぶ通りを進みます。
そこを過ぎると風景が、郊外というよりは田舎のそれになってきます(地元の方ごめんなさい)。

そしてそのようなのどかな風景の中を走って、森の中の(?)目白大学へ到着。


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ひっそりとしていた

やはり土曜の午後だからなのか、人気はありませんでした。平日は学生でにぎわうんでしょうけど。
ちなみに、ここからの乗車はゼロ。乗客3人(管理人含む)の状況は岩槻駅発車時と変わりません。

ここを出て、また田舎道(失礼)に戻りますが、今度は左側にイオンモール、右側の遠方に「さいたまスタジアム2002」の屋根が見えるようになります。ここまでくれば、浦和美園駅まではあと少し。
しかし人家は、駅の近くに来ても、マンション以外は目立ちません。

そして所定より2分ほど余計にかかりましたが、14時44分、浦和美園駅到着!


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着きました!

乗車体験そのものは、非常に興味深く、かつ楽しかったのですが…。
問題は、埼玉高速鉄道の延伸区間として見た場合、果たしてこれで乗客がどのくらいいるのか?ということです。この路線の沿線ですが、贔屓目に見て「郊外」、率直に言って「ド田舎」という感じですので(地元の方には本当に申し訳ありません)、延伸して延伸区間でどれだけ乗客を集められるかは未知数です。あるいは、快速系統ではない普通系統ならもう少し違うのかも知れませんが、やはり沿線人口の問題はありますから。
しかも、埼玉高速自体が直通先のメトロ南北線の経由地の問題もあり、あまり当てにされていないという問題もあります。
このような中で延伸を実現させても、赤字が増えるだけではないかとしか思えません。確かにネットワークは充実しますが、それだけのような気もします。
管理人が見る限りでは、延伸区間の採算性に関しては疑問を持たざるを得ない利用状況でした。


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