まずは冒頭の写真をとくとご覧あれ。
管理人は今日、「あの」チョッパとVVVFインバーターの混成編成、東急8500系8642Fに乗りました。写真は、管理人乗車車両である6号車のデハ0802から、隣の5号車を望んで撮影したものです。
ところで、8500系もM車には主電動機の点検蓋が車内にあります。これは同系が直流電動機を使用しているため、ブラシ部分などのメンテナンスが日常的に必要なためで、そのメンテナンスの便宜のためにこういう点検蓋を設けているものです。0802は現在はVVVFインバーター制御ですが、元は界磁チョッパ制御からの改造車であるため、このように点検蓋が残っているものです。勿論直流電動機の搭載車に点検蓋が必ずある訳ではなく、東武8000系や東急初代7000けいなどのように、車内の静粛性を重視してあえて点検蓋を設けなかった事例もあります。
で、お隣の車両。
お隣の車両は、サハ8900ではありませんよ。5号車ですからね。5号車はデハ8700が入るはず。
にもかかわらず…。もうおわかりですね。
点検蓋がない
んですよ。
これは何故かというと、0718が生まれながらのVVVFインバーター制御車だから。
VVVFインバーター制御車は電動機に直流電動機ではなく交流誘導電動機を使いますが、交流誘導電動機は直流電動機のブラシに相当する部分がなく、そのためメンテナンスが要りません。だから車両には点検蓋が要りません。
だからこそ、生粋のVVVF車である0718(恐らく0818も)は、点検蓋がないのです。
以前の記事(下記関連記事参照)で8642Fを取り上げた際には、VVVF新造ユニットと改造ユニットで床の構造が異なることは、全く気付きませんでしたね…反省。
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№3133.僕はここにいる~運用入りした8642Fに遭遇
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3168.【気づかなかった】「改造車」と「新造車」の差【点検蓋の有無】
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