前編から続きます。
並木橋まで歩き、高架橋の撤去具合を見ました。前回見た、門柱のように道路の両側に柱が残っている場所以外、高架橋はすっかり取り払われてしまっています。勿論、旧並木橋駅の遺構もなくなってしまいました。
並木橋交差点付近に残る柱。これは渋谷寄り。
左側の柱に注目
何か書いてありますね。
それを接写したのがこちら↓
酒屋の宣伝?
これは以前にもご覧に入れたかと思いますが、酒屋の宣伝かと思われるものの、酒屋さんの屋号までは分かりません。この柱の横にある酒屋さんの名前は書いてませんでしたし。
こちらが道路を隔てた反対側、代官山寄りの柱。
こちらは撮影がしにくい
ここから、JR山手・埼京線をオーバークロスしていた場所の方向を望みます。
ここも完全に更地になった
ここも撤去が済んだようです。
この辺りの高架橋で、唯一残っているのが、都営バス渋谷車庫の近辺の高架橋。
しかし、ここにもカバーが掛けられ、解体工事に着手する直前という様子でした。
もう解体に着手するのは時間の問題
↑の写真はJRの線路を望む方角で撮影したのですが、逆光だったのでJRの線路の側から撮影したものもあります。それがこちら。
こちらは完全に覆われている
比較の対象として、3か月前の写真をご覧ください。
3か月前は剥き出しだった(以前の記事から転載)
このあたりにあったトラス橋も撤去されて久しく、線路の向こう側の代官山方は、高架橋が取り払われてコインパーキングの用地になってしまいました。
この真上を跨いでいた
フェンス越しに撮影したので、フェンスが入ってしまいましたorz
遂に、最後に残っていた高架橋も撤去に着手するのは時間の問題となり、旧東横線の高架橋が完全に消えるのも、これも時間の問題となりました。既に渋谷駅に近い場所は建物の用地になるのが決まっていて、一部では実際に建物も建ち始めていますが、この都バスの車庫の近辺はどう活用されるのでしょう。カーブした土地なので、建物を建てるのは難しいのでは…と思いますが、どうするのでしょうか。それも楽しみです。
この後、渋谷駅新南口からJRホームに入り、湘南新宿ラインの電車に乗車したのですが、上野東京ライン開業前に比べて、明らかに乗車率が落ちているように見えました。やはり、横浜-埼玉相互間の移動が、かなり上野東京ラインにシフトしてしまい、湘南新宿ラインは埼玉方面と池袋~大崎、池袋~大崎と東海道・横須賀線方面を結ぶ需要に特化したのでしょう。湘南新宿ラインが川崎駅を通らないのもマイナスですし。
結局、恵比寿で山手線に乗り換えて目黒へ行き、目黒線から大井町線へ回ってネタを拾おうとしたのですが、暑過ぎてギブアップしてしまいました。猛暑日の連続記録は途切れましたが(東京の場合)まだまだ暑い日が続きます。
鉄道趣味活動に勤しむ皆様、熱中症には十分気を付けましょう。
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3231.遂に旧駅部は殆ど…壊されゆく東横線旧渋谷駅2015.08 後編
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