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Channel: さすらい館
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3315.【後継車不在】どうなる? 都バスの「中型車」たち【迫る退役の時】

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当ブログと相互リンクさせて頂いている、新・南栗橋車両管理区荒川支所 に こんな記事 がありました。
内容は、それまで中型車(日野HR・日産中型スペラン・三菱エアロミディロング)が充当されていた路線に関しても、大型車が充当されるようになったというものです。
これら中型車は、L代(平成15年度)を最後に投入されなくなっており、しかも日野HR・日産中型スペランとも生産終了になっていますので(日産はバスの製造そのものから撤退した)、現有車両の車齢とともに後継車がどうなるのかというのは、ひとつの関心事になっていました。

というわけで、管理人も上記ブログの管理人様に触発され、都営バスの気になる系統を見てみることにしました。

まずは渋88。


151018_113046.jpg
H代(平成13年度)のHR

「渋88」も渋谷と新橋を結ぶものの、「都01」「都06」に比べれば乗客数・本数とも一歩譲るため、写真のHRや三菱のエアロミディロングが運用されています。
「渋88」は2台で運用を回しているようですが、2台ともHRでした。

あとは、「業10」乗車中に以下のことを確認。

・「門19」(深川)にブルーリボンシティハイブリッド(大型車)充当を確認
・「東20」(臨海)にHR充当を確認

臨海所管の系統は、HR・スペラン充当率が高くなっています。しかしそれでも、同じ臨海の「亀26」は、最近は大型車の充当率が高くなっているように思います。今日も、大型車が充当されているのを目撃しました。


151018_160959.jpg

「上23」も今後は大型車化するのか?

その他、青戸担当路線では、「錦37」にA代エルガ(大型車)が充当されているのを確認しています。

他には、

・「上23」に三菱エアロスター(大型車)の充当を確認
・「品97」は新宿駅西口から広尾橋まで乗車したが、反対側の新宿方面には全て大型車が充当されていたのを確認

と、それまで大型車が滅多に充当されなかった系統に、大型車が充当される事例が見られます。
その他では、

・「早77」に三菱エアロミディロング充当を確認
・「王78」に日野HRの充当を確認

しました。


151018_191358.jpg
この車は早稲田と新宿・千住にしかいない

現在のHRや中型スペランの後継車種としては、このエアロミディロングしかないのですが、今さら導入するかどうか。
そしてこちらが、「王78」充当中の日野HR。


151018_191336.jpg
この系統はHR充当率が高い

「王78」は狭隘な道路は走りませんから、大型車に置き換えるのに何も支障はありません。

管理人は都バスのHRについて、延命工事を施して使用を継続するという話を聞いたことがあるのですが(真偽のほどは不明)、それでも「どうしても中型車でなければ」という路線でない限り、大型車への置き換えが進むように思います。
ではその「どうしても中型車でなければ」という路線、具体的には臨海所管の「葛西22」とか、青戸所管の「上26」ですが、こちらはどうするのでしょうか。まさかとは思いますが、エルガミオを投入するんでしょうか。このあたりも、注目したいところです。

来年はH代ばかりではなく、その翌年導入されたK代の淘汰も開始されますから、なおさら中型車の動向は気になります。


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