(写真は以前の記事からの転載です)
毎年鉄道趣味界で話題になる、鉄道友の会が選ぶブルーリボン賞(BR賞)とローレル賞(LL賞)。
LL賞は2車種、JR東日本の「ACCUM」ことEV-E301系電車(烏山線で走っているあの蓄電池車)と箱根登山鉄道3000形「アレグラ号」ですが、BR賞は写真の車両が選ばれました。
北陸新幹線E7系・W7系に鉄道友の会ブルーリボン賞 「技術結晶した世界に誇れる車両」
鉄道ファンでつくる鉄道友の会(会長・須田寛JR東海相談役)は、前年デビューした最優秀車両に贈るブルーリボン賞に北陸新幹線のE7系、W7系を選んだ。JR西日本の白山総合車両所(石川県白山市)で24日開いた授賞式には、デザインを手掛けた工業デザイナー奥山清行氏が駆け付け「技術を結晶した世界に誇れる車両だ」と祝った。
運行区間にある山岳地帯の急勾配や豪雪地域を安全に走行する技術や、「和の未来」をコンセプトに北陸の伝統工芸をイメージしてデザインした内装や外観を評価した。須田氏は「和の象徴として活躍を」と激励し、JR東日本の冨田哲郎社長は「日本の未来の技術を融合させた」、JR西日本の真鍋精志社長は「立派な財産となる」と受賞を喜んだ。
車両はJR東日本、西日本両社が共同開発した。
(産経ニュースより)
確かにこの車両、グリーン車には加賀前田家にしか使用を許されていなかった「群青色」をふんだんに使用したり、グランクラスではE5系とは一味違った和風の内装でまとめるなど、「和」を前面に押し出した車両でしたから、そこが評価されたということでしょう。
また、北陸新幹線は、新幹線としては破格の急勾配である碓氷峠を上り下りしたり、豪雪地帯を走り抜けたりするので、車両の走行条件としてはかなり苛酷なのですが、その苛酷な条件をクリアして快調に走れる技術が必要です。その技術がE7/W7系に生かされていることも、受賞の大きな理由です。
まだ管理人は、この車両には普通車しか乗ったことがなく、グリーン車もグランクラスも乗っていないのですが、機会があれば…と言い続けて北陸新幹線金沢開業から半年以上経過してしまったので、年内には乗りたいと思っています。あるいは、雪が本格化するシーズンに乗った方が、真価が味わえるかもしれませんね(←負け惜しみ)。
あ、今回の記事のタイトル、元ネタはSMAPです。これを「青い稲妻」と書けば、元巨人の松本匡史氏ですけどね。そっちではありません。
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