時系列的には前後しますが、今回から「北陸新幹線の新駅を見る」シリーズをアップ致します。
第1発目は新高岡駅。
この駅は、在来線の高岡駅から1.5kmほど離れていますが、JRの在来線(城端線)とも連絡しています。ただし、在来線側は無人駅。これは、東北新幹線の新花巻駅などと同じです。
改札です。
人が少ない
この駅には一部の臨時を除いては「かがやき」は停まらず、停車するのは「はくたか」と「つるぎ」だけ。この駅を訪れた際は、ちょうど「はくたか」の発着の谷間にあたってしまったので、人がいなかったという訳で。
駅の構造は、通過線なしの対向式ホーム2面2線と、至ってシンプル(1枚目)。
以下、ホームドア(2枚目)と到着した列車(3枚目)をノーキャプションで。
この列車、シャトル列車の「つるぎ」ですが、降りたお客はあまり多くなかったようです。
ちなみにこの列車は、富山-金沢間のシャトル列車でありながらE7系。「つるぎ」は1~7・11号車だけに乗れる扱いになっていますが、では8~10号車と12号車はどうなっているかというと、座席が逆向きのままでした。だから、これらの車両は車内整備を省略しているのですね。
しかし、このE7系、こういう角度で見ると、ある車両のDNAを受け継いでいることが如実に分かります。
500系!
運転席部分がキャノピーのように盛り上がっているのは、あの500系の大きな特徴でしたが、E7/W7系はそれにそっくりです。この車両はJR東日本と西日本の共同開発だそうですが、同じ共同開発でも、東海道・山陽筋のN700系とは異なり、より色濃くJR西日本のカラーが出ているような気がします。ただその割には、グランクラスなどはJR東日本仕様ですが…。
ところで、新高岡駅の目と鼻の先には、大規模ショッピングモール(イオンモール)があります。在来線の高岡駅からは、ここへ訪れる買い物客と新幹線の乗り換え客の利便性を図る目的で、「シャトル6」なるバスを新高岡駅-高岡駅間で運転しています。なぜ「シャトル6」かというと、新高岡駅-高岡駅間が毎時06・16・26・36・46・56分発に統一されているから(ただし、高岡駅以遠のルートは様々)。城端線でのアクセスは本数に難があるため、この「シャトル6」が威力を発揮します。
その他にも、例えば伏木・氷見方面など、高岡の市域外に出るバスも、殆どが新高岡駅発着になり、新幹線との乗り換えの便を図っています。
バスは10分間隔(以前の記事から転載)
管理人は、高岡駅から新高岡駅までの間をバスで往復しましたが、利便性・運賃とも申し分のないものでした。ただ、この両駅の間、歩こうと思えばできなくはない距離ではあるんですよね。天気が良ければ(真夏の炎天下や真冬の降雪時でなければ)、歩いてもいいかな、と思えるくらいの距離でした。これだけ近ければ、在来線駅に併設すればよかったと思うのですが、やはり線形の都合だったのでしょうか。
これだけ見回して高岡駅に戻り、並行在来線「あいの風とやま鉄道」の電車で富山駅へ向かいます。
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3357.北陸新幹線の新駅を見る その1 新高岡駅
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