折に触れてお伝えしている、祐天寺駅の通過線新設工事の進捗状況。前回に比べ、どこまで進捗があったかというと…。
このように、上り線仮ホームの下に線路が敷設されたり…。
このように、上り線ホームの躯体が姿を現したり…。
上り方だけでなく、下り方もこのとおり↓
壁の奥に、もうひとつの駅名標が出現しています。恐らく、完成の暁には壁は取り払われるのでしょう。
今回注目したのは下り方。
これまで上り方のみ進捗が著しく、下り方はそうでもなかったのですが(勿論、下り線の移設により上下線間の間隔が広がったなどの変化はある)、それが遂に、形になって現れ始めました。
このように、下り方でも仮ホームの真下に線路の敷設が行われています。
そして最も驚いたのは、下り方(横浜方)の下り線に、分岐器が挿入されたこと。
10000系の先頭部の真横に分岐器があるんですが、お分かりになりますでしょうか。
前回の視察は4月29日、1ヶ月半以上経過してしまいましたが、その間にもこのとおり、着々と進捗しております。
最後に。
新設改札口の使用開始の告知。
この改札口は中目黒方に位置しており、「新設」とはいうものの、実質的には以前あった改札口の「復活」ともいうべきものです。ただ、バスターミナル・タクシー乗り場の側には直接でることはできなくなっています。
通過線の供用開始も来年3月と明示されましたから、そのときにまたダイヤ改正がなされるのでしょう。
ただこの駅は、新幹線のような上下線ともに通過線を要する形態ではなく、上下で通過線を共用する形態になります。どのように使うのでしょうか。恐らく、朝は上り、夕は下りが使うことになると思われます。
しかし、学芸大学駅ユーザーとしては、祐天寺で通過待ちをされると嫌ですねえ(これは位置利用者としての管理人の愚痴なので、触らないでください(^_^;))。
【取材日 平成28年6月19日】