今回の土日は「ネタ集め」に精を出しました。
3日(土曜日) 都バス最南端から最北端への旅
4日(日曜日) 東横線ホーム延伸状況視察、大井町線戸越公園駅視察、「東98」運用に入ったレア車捕獲
というわけで、まずは「品98」から参りましょう。
管理人は、これまで都営バス一般路線の最東端・最西端(ただし東京23区内。本当の最西端は青梅地区にある)・最北端(これも本当の最北端は多分青梅地区?)は行ったことがありますが、最南端だけは行ったことがありませんでした。
最南端は大田市場なのですが、休日は市場門前の「大田市場北口」止まりになってしまいますので、本当の最南端に達したければ平日か土曜日に乗るしかないわけでして。
てなわけで、勇躍品川駅東口バスターミナルへ。
乗り場は南側
品川駅東口のペデストリアンデッキから降りるとちょっとわかりにくいのですが、バスターミナルの南側にあります。
↓は時刻表。平日の高頻度運転は当たり前ですが、休日もそれなりの頻度があるのは驚きです。沿線はほとんど工場か倉庫くらいしかないのですが、そういう場所に通う人がいるからなんでしょうか。
一番右は?
驚いたのが、「祝祭日」ダイヤがあること。これは日曜ダイヤと別建てになっているのです。頻度も日曜ダイヤより上。普通、鉄道でもそうですが「平日」「土曜」「休日」の3パターンか、「平日」「土曜・休日」の2パターンしかなく、「休日」と「祝祭日」を分けるのは初めて見ました。
12時40分、冒頭の写真の日野ブルーリボンシティ、最前部の「ヲタ席」に陣取り、発車します。
発車するとすぐ海岸通りに出て、海沿いの町を走っていきますが、天王洲橋で右折するころに住宅・マンションが途切れます。
そして川(運河)を渡る(バス車内から撮影)
運河を渡り、新幹線の車庫線と貨物線をオーバークロスすると、ごらんのような景色が広がります。
何もない!(バス車内から撮影)
何もないというのは誇張で、実際には右側は貨物駅・新幹線車両基地、左側には港湾設備があるのですが、だだっ広い道路に対向車はほとんどなし、あっても大型トラックばかりです。
昔の豊洲やお台場もこんな感じで、かつては「西部警察」とか「太陽にほえろ!」などの刑事ドラマのカーチェイスシーンが撮影されたそうですが。今カーチェイスシーンを撮影しようとしたら、こういうところになるのかな。
渋滞もないので、バスは結構飛ばしていきますが、倉庫街の中の広い通りを右に左に曲がります。これは、倉庫街にある倉庫で働く人をこまめに拾うということなのでしょうね。
そして、環七に合流、陸橋を渡ると平和島なのですが、バスは陸橋を渡らず脇道へ。脇道のところに、「大田市場北門」というバス停がありました。これは、市場が閉まっている日曜・祭日に「品98」の終点バス停として機能するようです。
さあ、いよいよバスは市場の中へ入っていきます。
トラックがいっぱい
遂に品川発車から20分後、都バス最南端・大田市場に到着!
市場のど真ん中にバス停がある
素朴な疑問。
大田市場の門のところには検問所のようなものがあって、出入りする車の入構証をチェックしています。しかし、バスに乗りさえすれば一般人でも市場内にアクセスできてしまうんですね。市場は確か一般への小売はしていないはずですが、それはいいんでしょうか。
とにかく、管理人は都営バスの最南端に到達できたことに満足し、乗ってきたのと同じ車で撤収しました。
帰り道、鴻池運輸前バス停から見えた埼京線の205系が気になって、帰りに鴻池運輸前で下車、見に行ってみました。
りんかい線の車両基地だった
埼京線には、横浜線ともどもE233系が投入されることが決定しており、205系の命運が風雲急を告げていますので、管理人は「なぜこんなところに205系が?」と思ってしまったのですが、種明かしをしてしまえば、何のことはない、りんかい線の八潮車両基地だったんですね。
感想。
帰りの便は、いずれも座席定員一杯になるほどの乗客がありましたので、土日でもそれなりの頻度運転されている理由がわかりました。大田市場への足、あるいは倉庫街への足として機能しているんですね。
ただ、この系統、途中下車してもコンビニなどはなかなか周囲にないので、ご注意を。
この後、管理人は「壮大なネタルート」を通って、都バスの23区最北端・足立清掃工場へと向かうことになります。
※ 当記事は06/03付の投稿とします。