本来であれば水曜日は当ブログの更新をお休みするのですが、こんな大きなニュースが飛び込んできてしまっては、そうもいきません(^_^;)
タイトルの元ネタは、最も有名なアルゼンチン・タンゴの曲名です。
営団地下鉄~東京メトロの車両は、退役した後そのまま解体、とはならず、国内外の他事業者に譲渡され、そこで使用される場合があります。
国内の譲渡の例で著名なのは、長野電鉄へ譲渡された3000系、日立電鉄や銚子電鉄に譲渡された2000形。国外の場合だと、アルゼンチン・ブエノスアイレス地下鉄を運営するメトロビアス社へ譲渡された500形、最近ではインドネシアに譲渡された5000・6000・7000系など。
で、今から9年前の平成19(2007)年に、長電から3000系のトップナンバー3001号が里帰りを果たしましたが、このたび、こんな車両も里帰りすることになりました。
この車両も里帰りした
※ ちなみに3001号は、綾瀬から千住に移されています。
それは何かというと、アルゼンチンに渡った500形。
アルゼンチン共和国ブエノスアイレスで活躍した丸ノ内線旧500形車両が約20年ぶりに東京に里帰りします!
2016年7月20日
東京メトロ(本社:東京都台東区 社長:奥 義光)では、アルゼンチン共和国ブエノスアイレスで活躍していた丸ノ内線旧500形車両がこのたび里帰りすることとなりました。
東京メトロ(本社:東京都台東区 社長:奥 義光)では、アルゼンチン共和国ブエノスアイレスで活躍していた丸ノ内線旧500形車両がこのたび里帰りすることとなりました。
7月11日に横浜港大黒ふ頭に到着した500形車両は順次中野車両基地に搬入されます。
500形車両は、1957年から製造された車両で、赤いボディーにサインカーブを施したデザインが特徴であり、40年近く丸ノ内線の顔として親しまれていました。
今回里帰りする車両は、1996年にアルゼンチン共和国ブエノスアイレスに渡り、当地で20年以上活躍していました。
海外での役目を終えて、日本に里帰りすることになった電車は、東京メトロではこの500形車両が初めての電車となります。
今後、中野車両基地等にて車体などの補修を行い、鉄道技術発展に貢献した車両として保存することにより、教育の充実を図るとともに、各種イベントでも活用していく予定です。
(東京メトロ公式HPより)
少々長いですが、全文を引用しました。
20年前、02系に追われてアルゼンチンに渡った500形の報に接したときは、そんな遠くまで行ってしまうのかと思ったものですが、それが20年の時を経て、日本に里帰りするとは!
既に現車は日本国内に到着し、今後は中野工場で整備されるようですが、技術の伝承というのであれば、是非ここは動態保存を期待したいものです。
ところで、現在02系の代替の話が出ていますが、そうなると退役を余儀なくされる02系は、500形の後を追ってアルゼンチンに渡るのでしょうか?

この車両もアルゼンチンに?
美しく整備された、里帰りした500形を早く見てみたいものです。
※ 当記事で使用している写真は、全て以前の記事からの転載です。