既に今月の初頭、東京メトロから、駅に新型行先案内表示器を導入するというアナウンスがありました。
2016年8月3日
東京メトロ(本社:東京都台東区 社長:奥 義光)では、お客様がご乗車の際によりわかりやすく、安心 してご利用いただけるよう、全線に新型行先案内表示器を導入いたします。
新型行先案内表示器は現行のLEDから液晶ディスプレイに変更することで、視認性を向上いたします。また、列車の行先や発車時刻だけでなく、列車の現在位置や停車駅、運行情報等より多くの情報を表示することが可能となりました。また、表示言語を、現行の日本語、英語の2か国語表示に、中国語(簡体字)、韓国語を追加し、海外からのお客様により分かりやすい案内をいたします。
8月5日(金)に日比谷線霞ケ関駅から導入を開始し、2016年度中に日比谷線、千代田線、半蔵門線の各駅で順次導入を進め、他路線の各駅も含めて、2019年度までに東京メトロ全線に設置を完了する予定です。
今後もご利用いただく国内外のお客様に対して便利でわかりやすい情報を提供してまいります。
(東京メトロ公式HPより)
※ 赤字の部分に関するコメントはご遠慮願います。
これが、日比谷線霞ヶ関駅のホームに設置された現物です。まず日本語表記。
振り仮名もついた
これはわかりやすいですね。
こちらは英語表記。
こっちも振り仮名がつくのかw
英語表記(ローマ字)に振り仮名がつくというのはなかなか斬新ですが、日本語がある程度わかる外国人には、かえって親切な表記かもしれません。
今でこそハイテクを極める行先案内表示器ですが、かつてはあの「パタパタ」ことフラップ式が採用されていて、千代田線などの駅にあったのを覚えています。
それが平成8(1996)年の南北線四ツ谷開業のころから、LED式のものが出始めて、現在はそちらが主流になっています。
これが現在の主流のLED表示。
2段表示
以前のフラップ式のやつも2段表示だったのですが、フラップ式の表示器が表示できなかった表示内容がこちら↓
前々駅から電車の居場所が出る
以前のフラップ式では電車の位置情報は出せませんでしたから、これは大きな進歩でした。
フラップ式→LED式の途中に、有楽町線とか半蔵門線の駅に出現したのが「液晶式」というやつです。これは、1文字ごとに表示する方式で、駅の表示器は6文字が表示できるようになっていました。で、なんで6文字かというと「最終森林公園」(有楽町線)とか「最終中央林間」(半蔵門線)を表示するため。後者は実際に表示されているのを見たことがありますが、写真はありません。
現在のLED式も、十分に実用的なものではあるのですが、4年後の東京五輪を見越して、より見やすい、より分かりやすい案内を追求する結果なのでしょう。
今回の記事をもって、管理人はお盆期間に撮り貯めたネタを全て放出しました。
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