東京メトロでは、11月5(土)・6(日)及び同月19(土)・20(日)において、渋谷駅の改良工事のため渋谷-表参道間と青山一丁目-溜池山王間を運休にすることをアナウンスしておりました。
(東京メトロ公式より)
詳細は上記リンクをクリックしてご覧いただきたいのですが、浅草方は溜池山王折返し、青山一丁目-表参道間は折返し運転をするということで、通常ダイヤでは見ることができない「溜池山王行き」や、「青山一丁目行き」「表参道行き」が見られることになり、鉄道趣味界での関心も高いものがありました。
管理人は、初日の5日には西武の横瀬イベントへ参戦したため、視察は翌日の6日となりました。というか、この日は京橋に所用があったので、そのついでに見てきたわけでして。
なお、今回の記事のタイトルの元ネタは、第二次大戦時の米軍のノルマンディー上陸作戦を描いたハリウッド映画です。単にタイトルを拝借しただけであり、他意はありません。
…本題に参りましょう。
用事を済ませて京橋駅へ戻ると、何人かの同業者がいました。
そこで撮影したのがこの表示。
溜池山王行き!
シャッターのタイミングで英語表記になってしまいましたが、溜池山王行きであることはお分かり頂けると思います。
そして、京橋駅にやってきたのは、退役間近の01系第22編成!
皆さんこれを待っていたの?
カツカツなのはご容赦を。
この電車に新橋まで乗車、新橋で改めて撮影。
確かに溜池山王行きだ
現在、01系は第22編成と第30編成が残っているだけだそうなので、残り2編成の1000系の「特別仕様編成」が登場したら、お役御免になるものと思われます。
新橋駅での表示。
わざわざ貼り紙が
これは、赤坂見附・渋谷方面への誤乗を防ぐためでしょう。これがないと、渋谷まで行けるものかと錯覚してしまいますから。
今回の銀座線を見回ってみて驚いたのは、案内が徹底されていることでした。とにかく、これでもかというくらい。それでも、外苑前駅では中国人観光客が「どうすれば〇〇に行けるんだ」と駅員さんに尋ねていましたので、やはり事前に知っていても、ではどうやって代替ルートをたどるかということは、なかなか分かりにくかったのかもしれません。
後続の電車に乗り溜池山王へ。
1000系電車の車内案内表示。
こちらにも「溜池山王行き」
当たり前ですが、ちゃんと出ています。
そして虎ノ門を発車すると…。
何度見ても見慣れない
「終点溜池山王」という表示に違和感があり過ぎて(^_^;)
溜池山王に到着すると、とんでもない人だかり! 勿論愛好家が大半なのでしょうが、中にはスマホなどで撮影する人もおりました。鉄道に特段の関心のない人でも、「レアな行先」ということで、写欲がそそられたのかもしれません。
この日の溜池山王駅は、浅草方面への折返し駅ですから、当然浅草方面行きの乗り場案内には、この表示が出るわけでして↓
「当駅発」は新鮮
溜池山王始発の電車は、通常ダイヤでは朝の渋谷行きが平日・土休日とも各1本あるだけで、しかも浅草発はありませんから、そういう意味でもこの表示はレアです。
ちなみに、写真の右下の銀色は、01系の車体が写り込んでいるものです。愛好家の中には、この01系を追いかけていると思われる人も散見されました。
さて、ここから管理人は、青山一丁目へ移動します。
通常だと銀座線でそのまま到達できるのですが、今日は南北線と半蔵門線を乗り継いでの移動となりました。
青山一丁目-表参道間は、溜池山王-浅草間がほぼ通常ダイヤ(3分間隔)だったのと比べると、12分間隔での運転と、通常ダイヤの実に4分の1の少なさでした。
しかし、その少なさには理由があったのです。
というわけで、後編へ続きます。