去る16日から運行を開始した、東武亀戸線の「緑亀」ことグリーンの編成。
以前の記事ではそのネーミングセンスに疑問を呈しましたが、よく考えたら「緑亀」の「亀」とは、ひょっとして亀戸の「亀」なのではないか、であるならば亀戸線の主にはふさわしいニックネームなのではないかと思います。
前置きはそのくらいにいたしまして。
今日(19日)の昼前、管理人は曳舟駅に降り立ちました。やはり亀戸線を線路越しに撮影できる上り3・4番ホームには、何人かの同好の方々が。
最初の電車は一般塗装だったのですが、2本目に来ました!
これは!
結構本格的な(という言い方でいいのか)緑です。以前の国鉄の湘南カラーの緑色、あれと同じくらいの色合いに見えます。かつての東急の荷電がまとっていた濃いグリーン(昭和50年代前半くらいまで、荷電は旅客車よりも濃いグリーンに塗られていた)のように見え、東急の旅客車のグリーンや京王の「グリーン車」の緑よりは濃くなっています。流石に「トワイライトエクスプレス」のあれよりは明るいですが。
ド順光で亀戸方先頭車8568から撮影。

緑色が美しい
こちらは反対側、曳舟方の8668。ここからだと正面が逆光なので、正面はやや潰れてしまいますが…。
こちらだと逆光
管理人もこの電車に乗り込み、亀戸まで1往復しました。
そこで、亀戸駅で側面のディテールを撮影しようと思ったのですが…。
光ってしまう
車両に管理人が写り込んでしまっていますが(滝汗)
これ、かつてE655系「なごみ(和)」や阪急電車で経験したのと同じように、車両の表面が綺麗過ぎて、周囲が反射するのですよ。これには参りました(^_^;)
何となく、この電車に対する東武の気合のようなものを見た感じです。こじつけかもしれませんが。
そこで、再度曳舟駅に戻って撮影することに。まずは亀戸方先頭8568から。
なお、亀戸駅では一旦改札を出て、運賃を精算しています。
車号は形式名と旧社紋が配されている
これ、オレンジの編成と同じです。比べてみてください。
こちらが8577(以前の記事から転載)
完全に一致、ですね。
こちらは、曳舟方先頭8668の側面。
扉のガラスの縁が目立つ
オレンジでは扉のガラスの縁が目立たないのですが、こちら緑はかなり目立ちますが、これって窓押さえの方法が違うからでしょうか。しかし、勿論悪いわけではなく、むしろいいアクセントになっているような気がします。
さて、それでは車内はどうなっているかといいますと…。
フツー
フツーなんですよ。フツー過ぎて拍子抜けしてしまうほど。内装だけではなく、掲示物も他の編成と同じ。よって、中身は一般編成とまるで変わりません。
この「緑亀」、率直に言ってしまえば「リアルウソ電」の範疇ですらないものですが、8000系ワンマン車にはよく似合っていると思います。そして、まさか周囲をあそこまで反射させるほどの艶がある色だとは思いませんでした。このあたりは、率直に脱帽です(^_^;)
なお、タイトルはいきものがかりの同名の曲ですが、「蒼」にはDARK BLUEの他DARK GREENの意味もあるので(新明解国語辞典)、無問題だろうと思ってつけました。
最後に今回のおまけ。
以前取り上げた、曳舟駅の半蔵門線直通電車の案内。
3番線になっている
配線変更により4番線からは発車できなくなったため、実態に即して訂正したのでしょうね。
ちなみに以前はこうなっていました↓

このときはまだ「3・4番線ホーム」という表示だった(以前の記事から転載)
まあこれでも問題はないんですが。
◇関連記事