府中競馬正門前駅に舞い戻った管理人。
16時59分発、急行新宿行きを待ちます。
9000系8連
こちら9000系は、8連のせいか優等運用に就く機会が少なくなっています。その数少ない(失礼)晴れ舞台がこれ。
発車案内にも、急行を示す緑の表示が。
2番線発車
16時59分発の臨時急行は2番線からの発車です(したがって、冒頭の写真は府中競馬正門前駅2番線での撮影となります)。
側面の表示。
「新線」の文字がやや小さい
これは幕のころからの京王車の伝統のような。都営車だと「新線新宿」とは表示せず単に「新宿」のみ。都営車が京王線新宿駅に入ることはなく(車両限界の関係でそもそも入線不可能との説あり)、それ故に都営車の場合は「新線」を付けなくてもいいのでしょう。
車窓は割愛します。
この列車、東府中駅は折返し列車の入る1・2番線ではなく、京王線の上り列車が発着する4番線に直に入ります。
京王線下り本線を跨いで京王線上り本線へ
この写真と次の写真は、管理人乗車列車の1本前の臨時急行を撮影したものです。
4番線到着
管理人の興味は、東府中から笹塚まで、どのような走りをするか。
もしかしたらノロノロ運転なのでは…と思っていましたが、決してそのようなことはなく、特急や準特急みたいに「飛ばす」ことはないにしても、決してノロノロ運転ではありませんでした。むしろ、臨時列車にしてはきびきび走っていた印象があります。だからこの列車は、国鉄で言うところの「予定臨」(あらかじめダイヤグラムにスジを引いてある列車)なのでしょう。
しかし車内は結構な混雑。当たり前ですが大半が競馬客で、管理人のような鉄ヲタは一人もいません(もしかしたらいたのかもしれないけど)。
というわけで、約40分後に新線新宿に到着。
早速「回送」に
側面の表示も、すぐに切り替えられてしまったようです。
流石LEDは仕事が早い(´・ω・`)
幕車だと、こういうときはしばらくそのままでいて、おもむろに幕を回し始めるもの。そのとき、普段は使わない表示やレアな表示が出てきたりするのが面白かったのですが、LEDでは一瞬で「回送」に切り替わってしまいます。
この編成、到着後はどうなるのかと思って見ていると、初台方に引き上げていきました。新線新宿駅の初台方には折返し線がありますが、そこに取り込んだのでしょう。
しかしなぜ新線新宿行きなのかといえば、やはり京王線新宿駅の余裕がないからなのでしょうね。京王線新宿駅を利用する人に対しては、笹塚駅で各停に乗り換えるように案内されます。臨時列車にもかかわらず、各停がこの列車を待っていたことには驚きました。
すぐに笹塚に取って返し(管理人は『京王線・井の頭線一日乗車券』を所持していたので、改札を出ずに折返し乗車をしても反則ではない)、管理人乗車列車の1本後の臨時急行の撮影を試みました。
いた!
8000系の10連
ネタとしてはこっちの方がおいしかったですね(^_^;)
そして発車していく8000系の臨時急行を後追いで。
8000系が真ん中の線を走っている!
新線新宿に通じる真ん中の2線は、通常であれば都営車か、京王車であっても早朝・深夜以外は9030系しか通らないので、ここを8000系が、しかも撮影可能時間帯に通るというのは、なかなかレアな絵図のように思えます。
次の競馬開催日、狙うべきはやはり「急行 飛田給」だな…。