川崎市バスの最北端の停留所、中野島多摩川住宅。
このバス停の周囲に、中野島多摩川住宅という団地があるのですが、その住民の足として、登戸駅へ向かう市バスの路線が発着しています。
地図はこちら↓
ピンを打った場所の左側、四角い区画にバス停マークがある場所が、中野島多摩川住宅バス停となります。
こちらが全景↓
バス乗り場が島のようになっている
このバス乗り場の部分が島のようになっていて、そこを取り囲むようにバスが一周し、折り返すという形態になっています。
さて、それでは本数は…。
1時間に1本
ご覧のとおり、非常に少なくなっています。
実はこれも道理でして、JR・小田急の登戸駅までは、このあたりから歩いても20分、JRの中野島駅には歩いて15分くらいで到達することができます。しかも登戸駅・中野島駅へ向かうルートには坂がなく、そのためこの両駅へ自転車で向かう人も多いものと思われます。そのため、1時間に1本という、最低限度の実用性を確保しているのでしょう。車両も、エルガミオなど中型車が充当されています。もっとも、中型車の充当にはここまで来る路線が所謂「狭隘路線」であることも理由ですが。
そのためか、このバス停に発着する路線は、市バスでありながらどこかコミュニティバスを思わせる雰囲気があります。
バスの本数は少ないですが、近所にはコンビニもあり立往生の心配もなく、しかも鉄道駅まで歩いて20分以内で到達できるため、訪問の難易度は低いと思われます。実際にバスに乗って訪れる場合でも、いつぞやの菅四丁目よりは到達しやすいことは確実です。
団地の中にありながら、ローカルムードあふれる路線。それでいて寂寥感は全くなく、なおかつ狭隘路線としての味わいもあります。バス好きな方なら、一度乗ってみて、訪問してみる価値はあると思います。
【取材日 平成29年6月24日】
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