冒頭の写真は、せんげん台駅で撮影した南栗橋方先頭車77701です。今日は、29T運用に入っておりました。
昨夜「東京メトロ24時間券」を持って70000系を追いかけていたので、その効力が残っていたため有効活用しようと思って日比谷線を徘徊しておりましたら、北千住駅で昼食を終えた後、首尾よく東武動物公園行きとして来てくれたので、昨夜のリベンジとばかり、東武動物公園まで追いかけることにしました。
北千住到着。
注目の的
先頭車両の運転台真後ろには、「かぶりつき」を実行する愛好家の一群が。
管理人も乗車、西新井で急行に乗り換えてせんげん台まで先回り。せんげん台での優等待避の間に、内装の写真を撮影しようと考えました。
したがって、以下の写真はせんげん台駅で停車中に撮影したものとなります。
まず車内。壁はメトロ13000系と同じ白系ですが、座席の色が赤茶色なのが13000系と異なるところ。この色、20000系列が帯に巻いていたマルーンを意識しているのでしょうか。
昭和の東急のようにも見える
…のは座席だけか(^_^;) 昭和の東急は座席の色はワインレッド、壁はクリーム色でしたから。
で、この座席なんですが、よく見ると紋様が入っています。
スクエアパターンが入っている
これ、もしかして70000系のデザインコンセプトなんでしょうか。
このスクエア(四角形)のパターンは、外装の戸袋部などに配されているものですが、これが座席のモケットの紋様になっているのです。
優先席は、同じスクエアパターンが入ったモケットですが、色が青なのが異なります。
こちらは鮮やかな青
優先席・車椅子スペースの区画は、床の色を変えています。一般席の部分が濃い目のグレーなのに対し、この区画は茶色となっています。JRのE235系ほどは強烈ではありませんが、床面の色を変えて優先席・車椅子スペースをアピールしているわけです。
こちらは、昨夜ちゃんとした写真が撮影できなかった、車椅子スペースの部分。
腰当て(?)がある
これも13000系と同じです。
こちらが車内案内表示装置。13000系と同じように、扉上に3つの画面が用意され、向かって左側の1画面が広告宣伝用、右側の2画面が停車駅などの案内用に使われています。
これが右側の2画面
画面こそ2つに分かれていますが、完全につながった状態で表示されているのがお分かりいただけると思います。
勿論、このときのように、つながった状態でだけ表示しているわけではなく、2画面で別々の表示をすることもあります。そうすることで、表示することができる情報量を増やし、きめ細かい案内を可能にしているわけです。
最後に車両の銘板。
最近は銘板もプレートではなくステッカー方式のものが主流になっていますが、70000系もご多聞に漏れず、ステッカー式となっています。
「76701 Kinki Sharyo」とある
70000系は、東武の車両として恐らく初めてとなる近畿車輛の製造となっています。これはメトロ13000系もそうで、身なりの違う兄弟車が1つのメーカーで製造されているということです。もはやこの両系列、兄弟車というより完全に「双子車」といえるほど共通点が多くなっていますが、車体のデザイン、カラーリング、内装では顕著な差が出ています。
実は70000系の貫通扉には、ある「装飾」が施されているのですが、それは何なのか。次の記事では、その写真をアップしたいと思います。