こんな噂でツイッターが騒然となったのが、1ヶ月ほど前のこと。管理人と相互フォロー関係にある名ばっかり(@Nabanka_ri)様の音頭により、急遽オフ会として実施されることに。そのスケジュールは、
1 東京駅近辺での宴会
2 都営バス「都05」最終便で深川車庫へ
3 京成バス東雲車庫へ徒歩移動、その間東雲の「すき家」で牛丼を食す
4 夜行高速バス(?)「東京シャトル」に乗車。
5 酒々井PA内の「松屋」で牛めし(牛丼ではない)を食す
6 成田空港へ
というものでした。
参加者は、管理人のほか @Shun0722 様、 @minkuru0708様(ご本人様及びご主人様)、 @utsu_shun 様、@specialrapid221 様の、総勢7人。
東京駅八重洲口近くの居酒屋で楽しい宴を過ごした後は、丸の内南口へ移動、「都05」最終便に乗り込み、深川車庫へ。
そして「すき家」で牛丼のお食事。管理人は牛丼ではなくカレーを食しましたが(汗
そしていよいよ、午前1時東雲車庫発の「東京シャトル」とご対面。
管理人が驚いたのは
トイレがない
こと。普通の貸切バス仕様の車でした。

車両の内装(第2ターミナル到着後に撮影)
実は乗車前、コンビニで酒を仕入れたのですが、トイレがなければおちおちお酒など飲めませんから、鞄の中にしまわれることにorz
そして驚いたのは、東雲車庫から既に私たち以外にも3人がバスを待ち構えていたことです。座席は指定ではなく、空いている席に自由に座ってよいとのことでした。席までは指定しない便指定・座席定員制なのでしょう。
午前1時に発車。晴海通りから佃大橋を渡り、1:15に東京駅八重洲口へ。
ここで何人乗り込むのかと思ったら、予約の有無を別にして22人という、予期せぬ大量のお客が乗り込みました。ちなみに、予約しておきながら現れない乗客もいたようです。現在はこの「東京シャトル」、キャンペーン運賃の800円で利用できるようなので、ことによると、後で成田近辺のホテルを取ったために乗車をやめたのか、あるいは、後述するようにこの路線自体が非常に過酷なため乗車を思いとどまったのか、そのいずれかだろうと思いました。
1:32に発車、高速道路に乗ります。
管理人が注目していたのが、走行中の車内の照明をどうするのかということでした。東雲車庫発車後は、東京駅で乗車するお客もいるからと思ったのですが、なんと東京駅発車後も消灯・減灯しないのには驚きました。どうやら、このバスはあくまで「空港アクセスバス」であり、「夜行バス」ではないようです。
バスはきわめて快調に走り、1時間もしない2:15、早くも酒々井PAに到着。もうここまでくれば、成田空港は目と鼻の先なのですが、何とここで2時間の大休止!
しかし、乗客には「2時間の休止」とは言わず、「休憩時間は15分、その後は時間調整のため4時15分ころまで停車します」という案内でした。そのため、松屋での食事はできずorz
もっとも実際には、PAに2時間停車していたのですから、その時間をまるまる休憩時間としてもよいのでしょうが、そうすると就寝中のお客も多く、かつ深夜でもあることから取り残しの危険が大きいこと、また運転手さんの負担が大きいこと(寝ないのに深夜のPAに2時間もじっとしているのは大きな負担では?)などで、これでいいのかなと思います。
ところで、このバスは京成系のバスですので、飲み物はこれですよね↓

ライバルを飲め(?)
実はこれ、京成スカイライナーの新AE型の自動販売機にも入っています。
空が白み始めた4:15、PAを出て、10分後には検問エリアへ。乗客の手荷物検査や身分証明書のチェックがなされるとのアナウンスでしたが、実際には後者だけで前者はなし。2人の係員がバスに乗り込んできましたが、形式的に終わりました。日本には陸続きの国境はありませんが、国境を越える国際長距離バスだと、こういうこともあるんでしょうね。
そして、4:32に第2ターミナル北、4:36に第2ターミナル南に到着。この到着時刻は、ターミナルビルが開く時間に合わせたもの。ちなみに、第1ターミナルは朝6時にならなければ開きませんので、第2ターミナル北では1時間半近くの大休止となります。
この時間になっているのは、第2ターミナル北ではエア・アジア、同南ではジェットスターの始発便が出るから。エア・アジアの搭乗カウンターがどこにあるのかは分かりませんでしたが、ジェットスターのそれは、バスを降りたすぐ横の工事現場のような区画でした。そこまでしてコストダウンを図っているのかと思いましたが、今のところは仮住まいということなのでしょう。
第2ターミナル南では、ドアが開放されていましたので、バスの写真を撮影しました。正面、側面公式側、リアの3点を、あえてノーキャプションでどうぞ。

いかがでしょうか。
管理人が驚いたのは、「東京シャトル」の英文をロゴにして入れているのは分かるとして、「LCC」をデザインして入れていることです。
実はこのバスは、LCCのエア・アジアとジェットスターの早朝便の乗客のために、東京都内からのアクセスを図って運転されることになったもので、この日も20人以上の乗客がありました。しかし、朝6時には5時に東京駅を出たバスが到着して早朝便に接続しているので、こちら「深夜便」の存在価値はいかばかりかと思います。朝5時に東京駅にたどり着けない利用者を拾う価値があるのかと思いますが。
そして完全に夜が明けた朝6時前、バスは第1ターミナルへ。
ド逆光ですみません(汗
その後は建物内の飲食店が開く7時まで、到着するバスのウォッチングなどを行い、朝7時の回転と同時に店内に入り、朝食。
うまかったです
ここでも鉄・バスネタトークで盛り上がりました。
結局、一行は体力が持たずに食事後解散。管理人は京成本線経由の特急に乗り、都営浅草線→日比谷線と乗り継いで、約2時間後に帰宅しました。
3600形
この車両もいつまで使うのでしょうね。先頭が電動車でないために京急に乗り入れることができず、運用上もハンディキャップを抱えていますが…。
感想。
話の種として、同じバス好きの仲間とともに乗ってみましたが、それでは実際にLCCを利用する際にこのバスを利用するかといえば、恐らくノーです。なぜなら、消灯もしないバスの車内ではほとんど眠れず、しかもその状態で飛行機に乗り込み現地入りしたとしても、体力の消耗が激しくまともに現地で活動できないことが予想されるからです。国際線で長時間乗るなら別ですが、それでも体力的な負荷が大きすぎます。このような便の設定は、やはり「若者向け」なのではなかろうかと。
帰宅後累計で9時間も爆睡してしまった管理人からすると、そのように思いました。
最後に。企画してくださった幹事様、参加された皆様、ありがとうございました! 今度は都バスがたくさん集まる錦糸町か葛西で飲みましょう!