以前の記事に頂戴したコメントに、
大井町線自由が丘1号踏切の田園調布方の遮断機は、
つい先日移設され、踏切の横断距離が5m短くなりました。(ひるね様)
というものがありました。
というわけで、今回の記事は、大井町線急行7連化の記事の番外編として、自由が丘1号踏切を取り上げようと思います。
まずは当該記事の写真を再掲。
確かに遮断機が線路の近くに
そして警報機はかなり離れています。これは、警報機だけが従来の位置にあり、遮断機だけが移設されたものと思われます。
これは記事を作成しているときには意識しておらず、気づかなかったのですが、確かに移設されていましたので、11月13日、長津田・恩田視察の行きがけに、自由が丘で途中下車して見てみました。
これが自由が丘1号踏切の現場写真↓
確かに遮断機が引っ込んでいる
↑は縦のアングルの写真ですが、それでは横から撮るとどうなるか。
こうなります
なるほど、確かにかなりの距離があります。
自由が丘検車区及びその後の留置線(現在は『トレインチ』なる商業施設になっている)が健在だったころは、この緑色の柵の部分にも、線路が通っていたものです。それも平成初期のころまで。あの「3方分岐器」があったころです。
しかしその「3方分岐器」のあった留置線も撤去され、跡地は商業施設になりました。その後、留置線は1線だけが復活していますが、分岐の場所は自由が丘1号踏切よりも九品仏寄りとなっています。
つまり、留置線の分岐場所を移動させ、それによってこの場所には線路がなくなった、だから遮断機を移設しても無問題になった、ということで遮断機を移設させたのでしょう。
しかしそれにしては、なぜ警報機は従来どおりの場所に残っているのか、そこはいささか引っ掛かりますが。
こちらは九品仏側を望んだ写真。
6000系が歪んでいるのは気にしないw
タイガーカラーの柵が立っている場所、石畳がある場所から見ると、以前はこの石畳とアスファルトの境目が遮断機のあった場所だと思われます。
それにしても、かなり盛大に移設したものですなあ…。
いずれにしても、この移設によって、踏切支障時間の短縮が図られ、増発が可能になったということでしょう。
しかし抜本的な改善のためには、立体交差化しかないような気がしますが。もし大井町線が地下化されれば、現在の地平の自由が丘駅の大井町線ホーム部分は、コンコースとして構成できますから、かなり動線が改善されるはず。ついでに九品仏駅も地下化して…と夢を見たくなりますが、このくらいにしておきます(^_^;)