一部写真は2年越しのネタ(昨年12月22日に撮影。その写真には☆印をつけています)。これも勿体無いですし、東横線90周年だけではなく池上線も90周年なので、それも当ブログで取り上げようという次第。
というわけで、「池上線90周年」を寿ぐヘッドマークを付けた電車の撮影の記録です。
撮影したのは蒲田駅。
東急が地上の渋谷駅を失った今、東急の路線で最もターミナルらしさを残しているのが、ここだけになってしまいました…。
規模は小さいがターミナル駅としての風格は十分
そしてここにこの車両が来ると、走行音を聞かなければ、管理人にとっては懐かしい「昭和の東急」が再現されるわけでして。
7700系(☆)
「歌舞伎のどこが昭和なんだよ」などという野暮は言いっこなしw カラーリングこそ変われど、これが車体だけでも現役であることの意義が大きいのですよ。
そういえば、伊賀鉄道が東急からの車両譲渡を計画しているという話がありますが、その候補がこの7700系であるという話を聞いたことがあります。真偽のほどは不明ながら、電機品はともかく車体は…という感があり、どこまで信憑性があるかは疑問です(^_^;)
さて、現在の蒲田駅に戻ります。
こちらは、「生活名所池上線」のヘッドマークを付けた1500番代1501F。顔全体の写真と、ヘッドマークの接写を2点、あえてノーキャプションで。
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グレーを地色にしたシンプルなデザインで、1500番代ともよく似合っています。ともすればステンレスの地肌に同化しかねない色ではあるものの、白の縁取りでその同化をまぬかれていますから、その意味では巧みなデザインだと思います。
ところで「池上線」の文字が緑色なのは、やはり同線で活躍していた旧3000番代吊り掛け車に対するオマージュでしょうか。
こちらは、1500番代ではない1000系赤帯車・1023Fに付けられたヘッドマーク。こちらも「顔」とヘッドマークの接写の2点をノーキャプションとします。
ヘッドマーク以前に…。
何で「池上線90周年記念ヘッドマーク」編成が多摩川線にいるんだよw
…いや、多摩川線も池上線と車両が共通運用となっていることは、管理人も知っていますが(^_^;)
そんなことを言ったら、以前に取り上げた「青ガエルラッピング」編成は、副都心線ばかりか東武東上線や西武池袋線に行っているのはどうなんだというご指摘がありそうですが。こういうことを言い出すときりがないw
ところで、ヘッドマークのデザインの話に戻すと(大汗)、こちらは四角ではなく丸型、囲む円と「90」の数字だけが緑色というもの。ただ、こちらの緑色は、前者の緑色よりは薄く、京王の「グリーン車」のような色になっているような。
東急は昨年から池上線をプッシュし始めていますが、それまでの池上線は、他の東急の路線とは出自が異なるからか、どちらかというと冷遇されてきました。吊り掛けの旧3000番代も最後まで使われましたし、池上線向けに直に投入された新車は、前身の池上電気鉄道が昭和5(1930)年に投入したモハ250以来、実に63年ぶりとなっています。
現在は新7000系も投入されていますし、「生活名所池上線」なるプッシュもなされているので、過去の冷遇が嘘のような力の入れようです。
おまけ。
蒲田駅には、これがまだありました。
7600系の「顔ハメ」
実車は4年前に退役したのに。あるいは蒲田駅の駅員さんの思い入れが強いんでしょうかね。