既に先月になってしまいましたが、臨海車庫の様子を取り上げます。
臨海車庫には、最後までCNG(液化天然ガス)車が所属・稼働していましたが、CNG車は今年の2月ころまでに全て退役しました。これによって、都営バスからCNG車が全廃されています。
CNG車の場合、通常の車両にガソリンを入れるのと同じように、ガスを車両に充填する必要がありますが、その設備が今なお残っているようです。
充填設備は残っているようだ
残っているとしても、使われることはもうありません。
そして、最近急速に勢力を縮小している、「うなぎ」「モヤシ」こと日野HRですが、既に23区でははとバス委託の支所のみの在籍となっています。
そこで全景を見てみますと…。
いる
前列の一番右がそうですね。
さらに奥側には、別のHRも留置されています。
こちらには複数
以前、退役したCNG車などがここに置かれ、しかもナンバーを外され車号なども消されていたことがありましたので、もしかしてHRも?と思い、近くに寄って見てみました。しかし、ちゃんとナンバープレートはついていましたし、車号も消されてはいません。
臨海の担当路線には、あまり混雑率の高くない路線や狭隘路線(葛西22)があるため、車幅が狭いHRは重宝するのではないかと思われます。しかし、H代(平成13年度車)が全て退役し、次のK代車も置き換えのターゲットになりますから、HRはそう長く生き延びるとも思えません(HRの導入はL代(平成15年度)で終了している)。
既に渋谷にはスウェーデン・スカニア社製のフルフラットノンステップバスが搬入され、水素バスも導入されるなど、車両面でも変わりつつある都営バス。「中型車」の行方がどうなるのか、そこも注目していきたいところです。
【取材日 平成30年8月28日】
※ 当記事で使用している写真は、いずれも敷地外の公道上又は歩道橋上より撮影しています。また、投稿日を09/01とします。