続いて「学01」に乗ります。
「学01」は上野駅(正確には上野駅入谷口。『上23』や『上46』などが発着する上野駅バス停とは異なる場所)から東大構内へ向かう路線ですが、4月以降は上野駅入谷口には顔を出さなくなり、上野公園山下(京成上野駅至近の場所)発着に改められます。したがって、「学01」の「上野駅」という行先表示も、今月いっぱいで見られなくなります。
冒頭の写真は、「学07」と並ぶ「上野駅」行き表示の「学01」。これも変化が生じることになります。
側面の表示もいただきます。
これも「上野公園山下循環」に改められる
こちらは、東大構内バス停に掲げられている経路変更のお知らせ。
御徒町バス停はなくなる
現在のルートは、東大構内から本郷通りに出た後はJR山手線などのガードをくぐって昭和通りを左折、上野駅入谷口に達し、折り返しは上野駅入谷口から大回りをして昭和通りに出て、その後は逆ルートとなりますが、4月以降は上野広小路交差点を左折して上野公園山下バス停に至り、その後昭和通りに出て現行ルートに戻る形態になります。
車内の経路案内表示もいただきます。
これも今月いっぱい
上野広小路バス停は「都02」などと同じ場所ですが、同じ春日通り上にある「御徒町駅前」バス停には「学01」は停車せず、左折して昭和通りに入ったところにある「御徒町」バス停に停車します。
昭和通り沿いのこの停留所もなくなる(バス車内から撮影)
そして昭和通りを通って上野駅入谷口へ。
到着
バス停をリアから。
ここも廃止されることになる
↑の写真には都バスの運転手さんのような人が写っていますが、これは乗客に「学01」の経路変更と新時刻表の案内チラシを配布している人です。管理人は貰い損ねました(´・ω・`)
停留所廃止の案内の立看板はこちら。
路線廃止ではないのだが
やはり停留所の廃止は寂しいものがあります。
これら路線の経路変更の理由ですが、両系統は方向転換のために一方通行の道を走るのですが、その道が歩行者が多く安全と定時性を確保するのが難しいことではないかと思われます。かつて(昭和の末期の話ですが)「学07」が通る御茶ノ水駅前の一方通行の道には、誘導員の方がいらしたのですが、最近になってこの誘導員を置かなくなってしまったので、安全確保が運転手だけにゆだねられることになりました。それによって、運転手の負担が増したというのもあるのでしょう。どちらも乗場は別の場所に移りますが、系統自体は存続しますし、「学01」にしても上野駅入谷口の乗場が京成上野駅至近の場所に移るだけなので、それは喜ぶべきことなのかもしれません。
ちなみに、東大構内には同業者がいらっしゃいましたが、こちら上野駅にはいらっしゃいませんでした。
【取材日 平成31年3月27日】