冒頭の写真は、東白楽駅で撮影した5050系による各駅停車元町・中華街行きです。
以前に訪問したときは、筐体設置の準備工事が行われていた東白楽駅ですが(下記関連記事参照)、このたびホームドアの筐体が据え付けられ、稼働も開始しました。稼働を開始した証拠は、写真手前のホームドアが閉じていること。
以下、1枚目の写真は前回訪問時に撮影したものですが、2枚目の写真は、ほぼ同じ場所から今回訪問時に撮影したものです。違いを見比べていただくため、あえてノーキャプションとします。
(1枚目は以前の記事から転載)
電車が来るとこうなります。
確かに稼働している
平成に登場した5050系と、令和になって稼働を開始したホームドア。これが今回の記事のタイトルの元になったわけですが、それではタイトルの「昭和」はどこにあるのかといいますと…。
これ
お分かりですよね。
行燈式の「電車がきます(この電車はとまりません)」の表示です。この表示器は字幕に裏から蛍光灯の光を当てて字を浮かび上がらせるもので、昭和のころから設置されているもの。現在はLED、それも文字がスクロールする案内表示器が主流ですから、このような表示器は数を減らしつつあります。それでも東急線ではここ東白楽、その他にも数駅に残っています。
こちらも、表示器と通過する電車との競演をご覧いただきましょう。1枚目は今回訪問時、2枚目が前回訪問時のものです。こちらもノーキャプションで。
(2枚目の写真は以前の記事から転載)
2枚の写真の違いにお気づきかと思われますが、2枚目の写真は、列車通過時にも「行燈」が点灯しているのですが、1枚目の写真では、列車通過時には点灯していません。これは、ホームドア設置により通過列車に接触する危険性が軽減したからでしょうか?
ともあれ、しばらくの間、昭和・平成・令和の「3世代」の競演が見られることになりそうです。ただしそれも、この「行燈」が残っていて、メトロ7000系が退役しなければ、ですが。
【取材日 令和元年6月22日】
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