一旦水上駅に戻り、D51745などを見た後、水上駅11時41分発の8737Mで出発。
今度は湯檜曽駅で下車。この駅は土合駅とは違い、新清水トンネルの入り口部分に下り線ホームがあります。
ここにも降りた!
降りた後の電車を撮影。
カーブの途中なのか車体がかなり傾いている
この駅はトンネル入口の近くにホームがあるため、土合駅のように長い階段があるわけではありません。実際、下り線ホーム水上駅寄りからは、トンネルの入口が見えます。
右側に光るのはトンネルの入口
光っているのは、トンネルの中と外の明るさがまるで違うためで、通過列車があったわけではありません。
近づいてみます。
確かに外界が見える!
これはホームの水上寄り突端から撮影したもので(フラッシュ不使用)、立入禁止エリアには立ち入っていません。いかに近いか分かるでしょ。
ホームの突端にはこんな記念碑のようなものが。
何だろう?
さらに左側の銘板に近づきます。
新清水トンネルの竣工記念のよう
ちょっとぶれてしまいました。ごめんなさいm(__)m
下り線ホームの全景↓
長い!
ここのホームはとにかく長いです。E231系の10連でも楽に入れるのでは、と思えるくらい。このトンネルができたのは昭和42(1967)年だそうですから、そのころはEF58(補機EF16)に牽引された客車列車が停車していたんでしょうね。
ちなみに、昭和57(1982)年11月の上越新幹線開業までの間、上野発着の列車の中に3往復だけ長岡行きという足の長い列車があったんですよね。もちろん使用車両は115系。一度乗ってみたかったですが、乗る前になくなってしまいました。
下り線ホームから出口へ通じる通路を見ます。こちらはスロープ状になっているだけで、階段などはまるでありません。土合駅とは対照的です。
距離が短い上にスロープのため楽に歩ける
そして出口近くに来ると、乗り場案内が。この駅は、トンネルの中にある下り線よりも、上り線の方が高い場所にあるんです。
上りは階段を登る
しかしこの案内面白いですね。下りの「土合・湯沢方面」の「土合」は分かるとして、「湯沢」とはw まさか秋田県の湯沢を想像する人はいないでしょうから、案内上は「越後」を省いた湯沢でも無問題なのでしょう。
そしてこの駅も駅舎はあるのですが、何ともコンパクトな作りになっています。
これは…。
ちなみに、こちらが旧駅舎があったと思われる場所。
旧駅舎が取り壊されていた
多分右側の階段が、駅舎の玄関に通じていたのでしょうね。
ここは湯檜曽温泉の玄関口でもあり、かつては多くの観光客でにぎわったそうで、旧駅舎も往年のにぎわいがしのばれる規模だったそうです。しかし、無人化されて廃屋同然となったため、3年前の平成21(2009)年に取り壊し、現在の駅舎を建設したとか(wikiより)。
上りホームに上がってみます。
山の空気が心地好い
下り線と同じように、ホームから水上方を望みます。
この先に新清水トンネルの入口がある
そこまで近づいて撮ってみました↓
確かに新清水トンネルの入口!
↑の写真は、ホーム上から撮影しています。念のため。
そして土合寄りを望むと、山肌に上り線のループが見えます。
見えますか?
このあと、12時33分発の1734Mが到着、この列車に乗って水上へ戻りました。この列車も115系の2連。上越国境を越える流動って、18きっぷのシーズン以外はこんなものなんですかね。
湯檜曽駅は土合駅と異なり、ホームから出口までの距離が短いため、トンネル駅としてのインパクトは土合駅やほくほく線の美佐島駅には及ばないような気がします。しかし、これから通過する上り列車が山肌に沿って走ってくるのが見えるのは、この駅ならではの楽しみともいえます。トンネル駅の雰囲気を手軽に味わい、かつループ線を見て楽しむなら、湯檜曽駅はお勧めです。
水上に舞い戻った管理人は、日帰り温泉施設で入浴としゃれこみます。
次回は、時系列的には異なりますが、水上駅前のD51などを紹介します。
※ 当記事は、以前に書き貯めた記事の自動公開です。
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2330.入口の下り線とループ線終端の上り線~トンネル駅探検(湯檜曽駅編)
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