というわけで恩田でございます。
こどもの国線の電車からは、8633Fの渋谷方4両(8633-8772-8965-8880)がアントにつながれて留置されているのが見えました。勿論、ステッカー類は全て剥がされています。このことと、ユニットの途中で切り離されていることが、8633Fがここにいるのが検査入場ではなく、運用離脱・退役であることを雄弁に物語っています。
冒頭の写真では、先頭車の顔が見えると思いますが、あれが下り方先頭の8533です。
改札を出て、全体が見渡せる高台へ回ります。途中では東急テクノシステムの中庭が見えますが、今日は何もネタがなかったためスルー。時折バスが留置されていたりしますが、今日は何もありませんでした。
そして高台から見下ろしますが、手前のテクノシステム側には、数台の仮台車が置いてあるだけで、車両の姿はありませんでした。
テクノシステム側は仮台車以外何もなし
そしてこちらが、編成をばらされた8633F。手前に、下り方先頭車8533の顔が見えます。
女性専用車以外のステッカー類は全て剥がされている
8533の表情が、何とも寂しげに見えるのは管理人だけでしょうか。
それと、この写真ではわかりませんが、これら8633Fの車両の向こう側に、あの「ゆうマニ」がいました。前回訪問したときは長津田にいたはずですが、いつの間にか恩田に持ってきたようです。この車は「リゾート21」改め「ロイヤルエクスプレス」を北海道内で運転するための電源車として使用されるとのことで、それに対応した改造が施されることが決まっていますが、遂に着手することになるのでしょう。
こちらが、アントがつながれた8633Fのうちの4両。
8880にはアントがつながれた
ここから、8633の顔が見える場所へ。本線走行中のY000系との並びをいただきます。
やはり「抜け殻」に見えてしまう
ステッカー類が全て剥がされたせいか、隣を走るY000系に比べると、どうしても「現役感」は希薄に見えます。
そして長津田工場正門前に回ると、中間車2両が道路走行用のタイヤを履かされてスタンバイ。Twitterによると、どうもこの2両は8773と8881のようだとのことですが、車号はわかりません。いつぞやの8590系中間車の搬出準備のときのように、屋根上の機器などが全て外され、車体が「ガワ」だけになってしまいました。
もしかして今夜搬出?(敷地外から撮影)
このあとは中恩田橋バス停から東急バス「青56」で撤収しました。
2020系第11編成(2131F)の入線で、退役する編成はどれだろうかと思っていましたが、まさかの8633F、しかもまさかのハイナンバー編成とは、管理人も大いに驚きました。勿論、検査期限の関係でこうなっているだけかもしれませんし、8633F自身も就役から35年以上経過していますから、いつ退役しても全くおかしくはないのですが。
これは、中央林間-南栗橋間の「8500系お別れ乗車」も近いうちにやっておかないといけないかもしれません。
それにしても、8606Fは一体いつまで残るんだろ。来年まで残るのは確実だけど、これで遂に、あのデハ3450の再短命車の車齢45年に肩を並べるぞ…。