10月28日に東京駅丸の内南口および同丸の内北口で撮影したバスの写真をご覧に入れます。
まずは、東急バス「東98」に充当されていたいすゞエルガから。
実は、「東98」に充当される車両は三菱のエアロミディロングが普通で、エルガが充当されるのは比較的珍しいのですが、この日は東急バス便はほとんどエルガだったような。
ドームと最新型バスの対比
東京駅丸の内の「赤煉瓦」駅舎ですが、今月初頭に完全復原がなりまして、開業当初の荘厳な姿を取り戻しています。また、休業中だった「東京ステーションホテル」なども営業を再開しています。いっぺん泊まってみたいんですよね。
管理人の個人的な願望はさておき(^^;;;
地下道を通り、丸の内北口へ。
すると、ここから門前仲町・東陽町を経由して錦糸町へ向かう「東22」に充当されている、江東車庫の富士重工製ノンステを発見!
富士重工ノンステと赤煉瓦のツーショット
顔を入れて一発。
車号はL-H194
この車、平成13年度の投入ですね(都営バスの付番法則については こちらをご参照ください)。
富士重工も平成14(2002)年限りでバスボディーの製造を止めていますので、今後は貴重品になることが予想されます。
そして、同じ錦糸町を目指すものの、東京都現代美術館などを経由する「東20」。こちらは「東22」と異なり臨海車庫の担当ですが、なんと初期型キュービックR-F443が!
顔はキュービックだが後ろは…。
以前の記事で、管理人が臨海の初期型キュービック・R-F441を撮影・乗車したものがありますが、こちらはそのR-F441と同期。F代ということですから平成11(1999)年度の投入で、そろそろ退役が心配になるところですが…。
まずは、丸ビルを思い切り画面に入れて1枚。
高さが際立ちますね
実は、東京駅丸の内駅舎の「復原」、JR東日本が三菱地所に「空中権」を売却してその原資を確保したのだとか。だから三菱地所は丸ビルをここまで高層化できて、なおかつ東京駅の赤煉瓦も復活したわけで、両者には浅からぬ因縁があるといえます。
赤煉瓦をバックにしたR-F443のサイドビューと、駅前に佇む姿をリアから狙った2点を、あえてノーキャプションで。
キュービックノンステの造形がよく分かりますよね。
そして、方向幕を出して発車待ちの姿を。
どうしても車がかぶる(汗
実はここ、一般車の交通量も意外に多いんですよね。それで横に車が出ちゃいました(汗
最後は、都バスの観光路線、東京夢の下町こと「S-1」の専用車。
この対比は…。
大正ロマンをかき立てるドームの佇まいと、未来的でありながらどこかレトロな味わいのあるこの車、コントラストがなかなかいいですよね。
この車はリアしか撮っていなかったので、3年前に撮った正面の写真もつけます。
こんな感じです(平成21年4月に撮影・以前の記事から転載)
ただ勿体無いと思うのですが、3年前には東京駅に30分間隔(だったと思う)で姿を現していたのですが、最近両国発着が錦糸町発着になるのと引き換えに、大半の便が上野松坂屋折り返しにされてしまい、東京駅発着は土日の4便だけになってしまいました。
しかし、本数の少なさもものかは、この混雑をご覧あれ↓
凄い人だかりだったんです
これだけ乗るのであれば、やはり上野発着より東京駅発着にしたほうがよいのでは、と思いました。そうすれば東海道新幹線や飛行機(羽田から)の乗客も取り込めますしね。また、新幹線や飛行機の乗客をと本格的に取り込むとなると、丸の内口よりも八重洲口の方がいいのかなとも思います。
この後、管理人もこの「S-1」に乗り、浅草へ向かいました。
【取材日 平成24年10月28日】
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