先の記事の目黒線大岡山行きを撮影する前に、管理人は中目黒駅にいました。
日比谷線の北千住まで行く最終電車は、中目黒駅を2352に出発します。
その最終電車がこちら↓
東武車
東武車による北越谷行きでした。これが北千住方面への最終列車となります。土休日はこれが5分繰り上げられ、行先も竹ノ塚行きとなりますが、東武車による運行である点は同じです。
そして北千住方面の最終が出て行ったあとは、メトロ車による広尾行き3連発でフィナーレとなります。その1本目を飾るのが、こちらの列車。
当然メトロ車
深夜の広尾止まりは、広尾駅の六本木方にある留置線に取り込み、翌朝始発で中目黒方面へ出すため、よほど何かあって代走がかけられるなどの事態でない限りは、メトロ車による運行となっています。
かつて東横線への直通があったときは、早朝の広尾発の列車3本のうち1本だけ、東横線直通の菊名行きになっていたものでした。
反対側ホームからですが、側面の表示もいただきます。
広尾行き
せめて六本木まで行ってくれれば…と思いますが、深夜ゆえやむを得ないのでしょう。
広尾の留置線は、かつて日比谷線の全線開業前、北千住側と恵比寿側がつながっておらず、恵比寿側で運用している車を南千住へ持っていくことができなかったため、車両の定期検査などを行えるようなスペースを確保したことによります。勿論、全線開業によってそのような役目は必要がなくなり、その後は留置線として活用されていますが、3編成留置できる有効長があることから、現在でも有効活用されています。平日にある北千住方面からの六本木行きは、5本中3本がここに取り込まれます。そして夕刻に中目黒へ回送され、帰宅ラッシュ輸送の戦列に加わる。さらに深夜の3本がここに取り込まれて朝を待つ。
広尾駅とその留置線は、歴史的な意味を持つばかりではなく、日比谷線の運用には欠かせない拠点となっています。深夜の広尾行きは、そのようなことも思い起こさせてくれます。