さて、管理人が有明営業所から歩いてたどり着いたのは、同じ都営バスの別の営業所。都営バス深川営業所です。
深川営業所は、営業所敷地の入り口部分にバス停があり、始発便にはそこから乗る形態になっています。
ここから各方面へバスが出る
各方面へ…とはいえ、利用しやすいのは「錦13」の錦糸町駅行きか「東15」の東京駅八重洲口行きくらいで、あとの系統は、出入庫の関係もあるのか、時間帯がばらけていたり偏っていたりします。もっとも、東京駅(八重洲口)であれば、ここから数分歩いた「深川車庫入口」から「東16」に乗れますし、「東15」は明石町や鉄砲洲などを経由し、やや遠回りして東京駅八重洲口に向かいますので、東京駅八重洲口にまっすぐ行きたい人は、深川車庫入口バス停まで歩いて「東16」を利用するのでしょう。
さて今回は、深川営業所で見た珍しいもの。
まずは「研修用」として残るK471。
K471の車番が見える
K代といえば、平成14(2002)年度の車。既に同期の車は営業車としては退役し、そのあとのL代(平成15年度車)ばかりかM代(平成16年度車)までも退役する中、研修用とはいえ生き延びているのは驚かされます。一体いつまで残るんでしょうか。
それにしてもこの車のカラーリング、どう見ても大阪市営バス(現大阪シティバス)にしか見えないのですが(^_^;)
管理人はこのとき、「錦13」に乗ろうか、「東15」に乗ろうか迷っていると、こんな車が来ました。
「しおかぜ」専用車
この車は、江東区のコミュニティバス「しおかぜ」の専用車、D513です。D代ということは平成30(2018)年度車なのですが、この車はどう見ても、エルガの中型バージョン「エルガミオ」。都営バスの付番規則によれば、中型車は800番代を付するはずなのですが、この車は中型車でありながら800番代ではなく500番代となっています。これは、車体に江東区の観光宣伝キャラクター「コトミちゃん」が描かれていることから、その語呂合わせで「コトミ=513」という番号を振っているそうです。
以下、リアからの非公式側、リアからの公式側、再度ビューが分かるアングルと、3点の写真をノーキャプションでご覧ください。
日没間際でかなり光線が厳しかったので、その点はご容赦を。
しかしまさか、夕刻の深川営業所で、この車に遭遇することができるとは。管理人は特に狙っているわけではないのにレアな車両に遭遇することが多く、「レア車ゲッター」を自称していますが、バスでもそのフォースが炸裂しようとは。
かつて「しおかぜ」には小型車「リエッセ」のCNG車を充当していましたが、4年前の平成28(2016)年に不運にも事故に遭い、修復不能となってしまったため(既にこの時点でリエッセは製造が終了しており、予備部品の調達が困難になっていた)、しばらくの間代車でしのいだものの、やはり専用車を…ということで、一昨年にこの車を導入したとか。この車は、今のところ都営バスで唯一の中型車となっています。
ちなみに「しおかぜ」、交通系ICカードは使えるものの、都営交通の一日券は使えませんので、ご利用の際はご注意を。