草津ネタに行く前に、ネタを3つ出させていただきます。
都営バスではアルファベットと数字で営業所コード・投入年次を現していて、例えば「B-X700」というとき、冒頭のアルファベットが営業所コード(Bは渋谷)、Xは投入年次(平成24年度)を現します。ちなみに「B-X700」なる車号は一例であり、実在しません。
さて、今年令和3年度の導入車両は、2番目のアルファベットが「G」。また、平成25年度の「Y」代以来、実に8年ぶりの三菱車ということで、愛好家筋にも大いに注目されました。
管理人も渋谷や新橋、錦糸町などで粘っていたものですが、いつも「現れども撮れず」の状態で、フラストレーションがたまっていたものです。
それが2日の土曜日、新橋駅バスターミナルで待っていますと、「都06」で現れました。
まずは正面から。
Y代よりも精悍さが増した
全体として、これまでの三菱エアロに比べて精悍さが増した感があります。
そしてそのことは、側面を見るとより顕著になります。まずは公式側側面をリアから。
窓の黒い部分が一体化している
以前のY代までの「ゲテノン」は、前扉・中扉間の窓と後部の窓の下辺が一致しておらず(後者の方が高い)、均整の取れたプロポーションとは言いがたいものがありましたが、こちらG代は、窓周りを中扉をも含めてブラックアウトさせ、かつ中扉の前後でブラックアウトさせた部分の下辺を変えていないため、均整がとれている感じがします。
お次は、「角度のない」写真で恐縮ですが、非公式側をリアから。
こちらも全体的にブラックアウトさせている
こちらも非常扉も含めて一体的にブラックアウトさせているため、不格好な印象は全くありません。月並みな感想ながら、「カッコいい」というのが素直な印象です。
さてこの車、車号に注目していただきたいのですが、
B-G821
となっています。「B」は前述したとおり渋谷の営業所コードですし、「G」は令和3年度導入車ですから、何ということはないのですが、問題は「821」という車号。というのも、都営バスの3桁の車号は
000~099 貸切車
100~799 一般車(大型車)
800~899 一般車(中型車)
900~999 特殊用途車(福祉用車両)
という区分になっていました。3年前にスカニア車が出てきたとき、900番代の付番をした時にも驚いたものですが、今度は大型車に800番代ですか…。福祉輸送は現在廃止されてしまったので、900番代を一般車に回すのはまだ理解できるのですが、800番代を大型車に割り振るとは。都営バスでは、当面中型車の導入はないということなのか、あるいは000~099を貸切車・一般中型車の混在とするのか。かつて深川にいた江東区コミュニティバス「しおかぜ」専用車が052番を名乗っていたこともありますし、貸切車は渋谷と南千住に合わせて5台しかなく、将来的には廃止される可能性もあることから、こちらを中型車に回してもおかしくはないような気がします。
ちなみに管理人、「やっとこさ」G代車の撮影に成功したわけですが、まだ乗車はしたことがありません(´・ω・`)