冒頭の写真は前の記事の再掲です。
さて、晴れて8R化が成った5190Fですが、この編成は同じく8R化された5189Fとともに、ある特徴を抱えています。
それは、4号車に元6000系のデハ6300(旧6301・6302)を組み込んでいること。
大井町線の6000系は、「Q SEAT」車を連結した際、6020系の2本だけでは運用の余裕がなかったことから、平成30(2018)年、6000系の2編成(第01・02編成)の3号車を「Q SEAT」仕様の新型車に差し替えています。そして抜かれた旧6301・6302の2両は廃車されたり改造されたりはせず、5080系の増結車として活用されることになりました。
というわけで、5190Fに組み込まれた元6302(と思われる)現5490。
他の乗客もいましたので、車内の全景を撮影するわけにはいかず、車端部の特徴ある壁と(1枚目)、扉上のLCDディスプレイに目黒線の駅名が出ている写真(2枚目)を撮影しました。あえてノーキャプションとします。
いかがでしょうか。
内装にはほとんど手が加えられていませんが、6000系のオレンジ色基調の内装の車両が目黒線を走り、南北線~埼玉高速鉄道(SR)や都営三田線へ乗り入れるのは、奇異な感じがします。
そしてこちらは、完全新造車5590。
こちらは2020系に準じたデザインとなっている
完全新造車の5590は、座席がグリーン系、床がダークブラウン+ベージュなど2020系に準じた配色ですが、座席は東横線の5177Fや田園都市線の6扉車放逐用T車のような、ハイバック仕様にはなっていません。
というわけでこの編成、両端3両ずつが5080系オリジナルの内装を残している関係で、全部で3種類の内装を持つ編成ということになります。
(5080系オリジナルの車両の車内の写真はありません。ごめんなさい)
今後は同じ構成の5189Fともども、趣味的にはかなり注目される編成となるでしょうね。
【取材日 令和4年6月8日】