武庫川線とその廃線跡を探訪した後は、尼崎駅と梅田駅で阪神電車を撮影しました。
以下では、尼崎駅で撮影したものを(A)、梅田駅で撮影したものを(U)とします。もっとも、前者は地上駅、後者は地下駅ですから、どちらで撮ったものかは一発で分かりますけどね(^_^;)
まず、現在の急行系車両の主流1000系。この車両は山陽・近鉄両方への乗り入れが可能ですが、主に近鉄への乗り入れ運用に充当され、奈良県まで足を伸ばしています。
オレンジ色が…。(A)
1000系のオレンジ色、急行系の新塗装よりは黄色みが強くなっているのですが、どう見てもこれって、阪神タイガースのライバル球団のあの…(以下自粛)
…それはさておき。
こちらが現在の急行系の新塗装。オレンジ色を採用したのは9300系が最初で、イメージの一新のためでしたが、車体上半分がオレンジ、下半分が白、そして黒(床下機器)という色の取り合わせは、阪神タイガースのライバル球団を連想させるということで、かなり物議を醸したとか。1000系のオレンジ色が、9300系や8000系リニューアル車がまとっている新塗装よりも黄色みが強いのは、そういうことを考えた結果なんでしょうか(^_^;)
管理人はそんなに悪い色ではないと思いますが…。(U)
こちらが「今時の阪神」を象徴するカット。
急行系車両同士が並んだ(U)
阪神には、西の山陽電鉄から直通列車もやってきます。梅田-姫路間の直通特急に充当されている山陽車の写真。
「軍師官兵衛」のヘッドマーク(A)
現在大河ドラマでは、戦国時代の参謀・黒田官兵衛を取り上げた「軍師官兵衛」を放送していますが、黒田官兵衛ゆかりの地が姫路ということで、山陽電鉄も宣伝に一役買っています。
でも、以前「平清盛」を放送していたときも、当時の「福原」が現在の神戸ということで、やはり山陽電鉄がヘッドマークなどで宣伝をしていたような。
ヘッドマークのアップ↓
こちらは「ゆるキャラ」っぽい
「軍師官兵衛」こと黒田官兵衛に扮しているのは、TVでは岡田准一さんですが、岡田さんの凛々しいイメージに比べると、こちらはほんわかした可愛い感じがします。
車両の側面に貼られた広告はこちら↓
これはインパクト抜群(U)
姫路への集客は結構ですが、確か今姫路城って大規模修繕工事中じゃなかったかな…(^_^;) あ、だからこそ「軍師官兵衛」に期待しているのかもしれませんね。姫路城がそういうことになっているとしたら、これで観光客の落ち込みをカバーしようということなのでしょう。
最後に今回のおまけ。尼崎駅名物「通り抜け乗り換え」。
5500系の向こうに停車中なのは近鉄直通列車
これは、梅田方面と難波・近鉄方面へ向かう列車が停車する線の真ん中に各駅停車を停車させ、各駅停車の両側のドアを解放することで、梅田方面行きと難波・近鉄方面行きとで相互に乗り換えを可能にするものです。関東では考えられない芸当ですね。関東だったら、できれば綾瀬駅でこれをやってほしいなあと…(^_^;) だって綾瀬駅で常磐線直通列車から降りて、北綾瀬ゆきに乗るのって結構面倒ですよ。
最後に。
4年前にも野田駅と梅田駅で阪神電車を撮影していますが、当時は在籍していた2000系も退役し、急行系車両も大半が新塗装になって、往年の「赤胴車」塗装は数を減らしてしまいました。それは愛好家的には残念ではありますが、改善への道程であれば、仕方のないことなのでしょう。
このときは、「赤胴車」塗装の車両を撮影することはできなかったのですが、この1ヶ月後、出張のついでに阪神を再訪した際、出会うことができました。後ほど取り上げようと思います。
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№1428.野田駅と梅田駅で阪神電車を撮る