またまた以前の記事からの転載の写真で恐縮ですが、こちらはJALのボーイング777。手前はJALが加盟している世界的な航空会社のアライアンス「ワンワールド」の特別仕様機、後ろは「エコジェット」という特別仕様機です。今から4年前の5月に羽田空港で撮影しました。
さて本題。
冒頭に所謂「トリプルセブン」のツーショットの写真を持ってきたのには、当然訳があります。その訳とは…。
ボーイング777に退役する機材が発生した
ということです。
Wikiのボーイング777の項目によれば、既に昨年ごろからシンガポール航空の777には退役する機材が出始めているとのことですが、今回、何とJALからも退役する機材が出たとのことです。
当ブログと相互リンクさせていただいている「diamond next SKYTREE LINE」によれば、今回退役したJALの777の機体番号はJA8981、「スタージェット・シリウス」の愛称がついていたとのことです。そういえばJALはボーイング777の国内線導入当時、同機を「スタージェット」と称して1機1機に星の名前をつけたものです。
退役した777が国内線用機材だったということは、やはり飛行機にとって過酷な使用環境は長距離フライトや長時間フライトではなく、頻繁な離着陸を繰り返す運用であることが、改めて裏付けられたように思います。かつてのボーイング747SRは、日本の国内線での使用を前提に、j頻繁な離着陸に耐えられるようにランディングギアの強化などを図った機材でしたが、777の国内線用機材にはそういうのはなかったのでしょうか。
管理人はよく「鉄道は『走ルンです』や日立Aトレばかり、バスはエアロスターとエルガばかり、飛行機はトリプルセブンばかり」と、陸と空の車両・機材の単純化を嘆いていますが(勿論趣味的観点です。トリプルセブンは素晴らしい機材で管理人も好きですよ)、その「空の多数派勢力」からも退役する機材が出てしまうことに、時の流れの速さと世代交代の残酷さに思いをいたさざるを得ません。